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2025.02.15 お知らせ

【2月16日マッチデープログラム】 KUFC MATCHDAY PROGRAM 2025 vol.01

鹿児島ユナイテッドFCのマッチデープログラム電子版。
今回は2月16日に行われる2025明治安田J3リーグ第1節、鹿児島ユナイテッドFC vs カマタマーレ讃岐のマッチデープログラムです。

西原商会スペシャルマッチ 2025明治安田J3リーグ第1節

日程表・順位表・テキスト速報

前回までの振り返り

鹿児島ユナイテッドFCの2025シーズンが開幕する。
2024シーズン、2度目のJ2リーグを20チーム中19位の成績で終えて、今シーズンはJ3リーグからの再出発となる。

昨年末には、フランスW杯に出場した元日本代表DF相馬直樹氏をGM兼監督に招聘することを発表。
1月5日には選手スタッフ全員で照国神社にて必勝祈願を行い、仙巌園ではアカデミースタッフやフロントスタッフたちも加わっての顔合わせが行われた。
シーズンがはじまる最初に相馬監督が伝えたことは「ユナイテッドの名前通りにひとつになることが大切。何かあっても自分を隠すのではなくお互いに自分を出していって、よく話をして、コミュニケーションを取ろう」ということ。

翌1月6日からユニータで初トレーニングが開始。
初日からフィジカル系のメニューをしっかりと組み込み、約2時間のトレーニングを実施。
ハードなトレーニングが行われるだろうという話を事前に知らされていた選手たちも「きつい」ともらすが、不満という意味ではなく成長につながる手応えがにじみ出ていた。

同日午後15:00より西原商会本社ビル7Fにて、メディアとサポーターを迎え入れての新体制発表記者会見が行われ、GM兼監督として、自身の想いが鹿児島の人たちに伝えられた。
「街にエネルギーがあり、クラブにも街にもポテンシャルがあります。
クラブにとっては、これまでの10年で築いてきたものを踏まえて、これからの10年を闘えるチーム作りの時期です。

すごく大変そうでまだ良く分かっていないことにチャレンジする気持ちでやってきました。
監督としては多少なりとも経験をしているけど、GMという仕事や兼任すること、鹿児島に関しては初心者なので、皆さんの鹿児島ユナイテッドFCの仲間に入れていただきたい、いっしょに闘っていただきたいです。
目標としては当然J3優勝J2昇格があるけれど、同時にここからの10年のベースにしなければなりません。
これまでの10年は、結果としてはJ2の壁に弾き返された10年だった。
ならば次の10年ではJ1の扉に届くように、言い換えればJ2に弾き返されないようにしなければいけません。
“すばらしいゲームをしました”で終わらせることなく、勝ちに変えていくこと、負けを引き分けにしていくこと。
そこに向けたベースや基準を上げていきたいです。
GMとしては、という言い方になりますが、満員のスタジアムで選手に闘って欲しいと思っています。
私も学ばなければならないことが多くあります。
エネルギッシュな鹿児島のパワーで上がっていけるような力添えをいただきたいです」

その相馬監督のまわりには昨シーズンの期限付き移籍から完全移籍加入に移行した稲葉修土を含めた17名の新加入選手たち。
コーチやスタッフも多くが入れ替わった鹿児島ユナイテッドFCがお披露目され、新体制が発足した。

2日目以降も毎回2時間程度のハードなトレーニングが続き、午前午後と2部練習が行われる日もあるし、外部チームとのトレーニングマッチも積極的に組まれる。
1月21日から指宿市「いぶすきフットボールパーク」で行われたキャンプでも、負荷の高いトレーニングを重ねる日々が続く。
選手スタッフ全員が寝食をともにするのは、指宿ベイヒルズHOTEL&SPA。
朝昼晩、地元の食材をふんだんに使った料理が提供され、定番の卓球や画面に向かって打つゴルフシミュレーター、セラミックスパなる独自の入浴施設なども整った施設でサッカー以外の時間をともに過ごす。
鹿児島ユナイテッドFCとしては比較的長い2週間のキャンプ期間で、個人とチーム双方の完成度を高めながらシーズンに向かっていく。

一方でキャンプの時期に行われたトレーニングマッチとしてはジュビロ磐田に0-1、柏レイソルに0-6、藤枝MYFCに1-3。
そしてキャンプ最終日には約600名のサポーターを迎え入れてのトレーニングマッチが行われたがHonda FCに1-2、福岡大学に2-3のスコアでキャンプを終えた。
「まず結果という面でカテゴリーが上の自分たちが勝たなければなりませんでしたし、チャンスがある中で決めきれなかったのは課題です。この2週間の中で課題は出たので、個人個人みんな直すべきところは学べたと思うので開幕に向けて直していきたいです(福田望久斗)」
「相手のフォーメーションやカテゴリーが違い、色々な戦術のチームと対戦しながら詰めなければならないところが見えてきたり、あとはいい流れのところもあったので両方の収穫を持ち帰って開幕に活かしたいです。2週間後の本番に勝利のために100%出せるように、いい顔でポジティブに勝利をつかむための準備をしていきたいです(稲葉修土)」
「このキャンプではすごくピッチ内外で会話ができていますし、チームとしても個人としてもいいことなのですが、負けが続いています。今日は自分が点を取りましたが、もう1点2点と取れるように個人としてもチームとしても成長しなければなりません(山崎倫)」

選手たちはキャンプ期間全体を通してチームとしても個人としても積み上げるものがあった成果を実感しつつ、課題と勝てていない結果を踏まえて様々なことを向上させる意思を示した。

課題感は相馬監督も抱いていた。
「当然負けてはいけないというところはありましたが、キャンプの最終日、こういう可能性はあると思っていました。
ちょっとここまでキャンプをやってきてアクションをしかける部分において、今季初めて90分のゲームをするなかで疲労感があったのは事実です。
そこを僕の方でコントロールする部分を伝えたのが失敗で、思い切っていく場面が減りました。
明らかに後手を踏んだ時の対応の共有もしましたが、意外と彼らの鼻息が荒いところを折ったかもしれません。
これも含めて、自分含めてトライアンドエラーです
もちろんベースは今までやってきた、こちらからしかけるサッカーです。
相手の背後を取る攻撃でも意図が共有されている場面は増えていますが単調になった部分もあるので、そこはバランスよく相手の足を止めたところへ行けるようにしなければなりません。
それでも相手にとって一番嫌なことは背後を取られることなので、そこは意識したいです。
今日は歯切れが悪くて、行くのか行かないのか分からないゲームでしたが、思い切って行くところを行く、仲間もそれをバックアップしながら、行かせていけるサッカーをしたいです」

2月2日で指宿キャンプが終わり、チームはふたたび喜入の「ユニータ」でトレーニングを重ねていく。
雨、風、雪。
純粋に気温が低い。
そんななかでもチームは一日一日、トレーニングを重ねながら開幕戦に向けた準備を続ける。
2月9日には非公開で同じJ3で、鹿児島から1週間遅れの2月23日に開幕戦を迎える松本山雅FCとのトレーニングマッチを行い、5-3で勝利した。
5ゴールと大量得点できたこと、3失点を喫したこと。
収穫も課題も踏まえてひとつずつ進んでいく。

「現時点でも手応えはありますが、完成したら逆に困ります」
まだまだこのチームは、この選手たちは良いプレーができる、良い選手に成長できる。
今が最高到達点であってはならない。
開幕戦を大切にとらえて勝つことへの意欲を燃やしながら、同時に最終節までの日々で2025シーズンの鹿児島ユナイテッドFCがチームとして上を目指して相馬監督のもとで「進鹿」する。
もとからハードワークを持ち味と自認する選手はもちろん、高さや技術や戦術眼を持ち味にする選手も含めて走る、走る、走る、闘う、諦めない。
それは現代サッカーにおける主流であり、プロなど夢の世界だった時代の鹿児島から巣立っていった才能あふれる選手たちが全国高校サッカー選手権などの舞台で魅せてきた姿に重なるものでもある。
そして、日本代表が悲願のW杯初出場を果たした時代に、冷静な守備で相手の攻撃を防ぎながら、機と見るや最終ラインから何度もタッチライン際を疾走してクロスを上げ、時には相手ペナルティエリア内で崩す場面にも顔を出し、ゴールやアシストなどの決定的な仕事を果たし、日本中のサポーターを熱狂させてきた左サイドバックのプレーにも重なる。

守備も前から積極的にいくし、攻撃も相手がもっとも嫌がるエリアへ向けてどんどん攻め入る。
お互いの積極性をカバーしながら、11人全員が躍動するサッカー、サポーターの心をも躍らせるサッカー。
たくさんの期待を詰め込んだ6週間のプレシーズンが終わり、ついに明日、リーグ戦が開幕する。
周囲の期待は相馬監督も感じている。
「皆さんの期待がありがたいのが一番です。
そこにしっかりと応えられるようにと思いますし、選手たちがしっかりと闘う姿に対して、サポーターの方々が共感されていることを感じます。
そこのところも含めて最後まで闘い抜くチームを作りたいです。
そのうえでいっしょに喜べるようにしたいです。
苦しいときもいっしょに闘ってもらえると思います。
そして、その苦しい時を抜けた先にいいものをつかめるように、そういう風にもっていけるようにしたいです。
ホームでの開幕戦なので、サポーターに勝利という形で喜べるようにしたいです」

J3優勝J2昇格に向けて、まずこの試合を勝つために、選手、スタッフ、サポーターが気持ちをひとつにして闘い抜く。

相馬直樹 監督コメント(2月12日トレーニング後の共同会見より抜粋)

開幕戦について

緊張感をもって、選手たちはやってきています。
一方で開幕戦はいつも普段通りという言葉が必要になるくらい、特別なものです。
やはりこの世界は蓋を開けてみないとと分からないところがあります。
いざ本番の中で起こり得ることを色々想定していますが、それを超えることが起きるので、その中で勝ちに向かっていけるか、準備しています。
もちろん楽しみな部分もあります。

カマタマーレ讃岐のイメージ

監督は昨シーズンから変わりませんし、そういったところも含めてイメージとしてはあります。
米山監督とは仲がいいのですが、理想をもっているタイプだと思っています。
ただ本当に現実においては勝利を目指してくる監督です。
実際は分かりませんが、勝ちに向けて色々な準備をしてくるでしょうし、我々に対しても「相手は関係はない」というふうにはならないと思います。
まだ決めきっているわけではありませんが、すごく前への推進力があると感じています。
実際にそこが少しフィジカル的な要素としてもあると思っていますし、少しそこを全面に出してくるという印象を持っています。
ただうちに対してというところで、違う要素もあるという気もしています。
そこも含めて、情報を分析して、我々としてはどうかという部分もありますし、自分たちが積み上げてきたものを出していく要素もあります。

ホームでの開幕戦に向けて

ホームですから、選手たちは緊張感もあると思いますが、それを上回る躍動をして、プレーができる喜びを出してもらいたいです。
そのうえで当然勝利をつかみにいきたいと思っています。
ただ相手もいることなので我慢のところも必要になるでしょう。
今まで準備してきたことを自信を持ってプレーしてくれればと思います。
ここまでの期間で方向性としては、出せてきていると思っています。
ただ開幕とか、選手たちの緊張感があるなかで、そこをどれぐらい守りに入ることなくプレーできるのか。
私自身も緊張感があると申しましたが、それを上回るチャレンジができるようにしていきたいです。
もちろん今シーズンで言うと、我々が優勝して昇格する目標はあります。
そこのなかでも自分たちのベースも作りながらでもあります。
チームは生きものなので、勝って、自信をつけてスタートしないとなかなか難しいですが、だからといって大事に行くというよりも大胆に行けるようにしていきたいです。

福田望久斗 選手コメント(2月12日トレーニング後の共同会見より抜粋)

古株として迎える開幕戦に向けて

今までは(端戸)仁さんや(中原)秀人さんたちベテランがいてくれていて、正直頼っていた部分はあります。
でも今はもう2番目に在籍期間が長いので、チームを引っ張っていかなければなりません。
そのために自分が結果としてゴールアシストをしていかなければならない責任を感じています。
同時に最近試合がなかったので、あの興奮が最近感じられていないのでワクワクするものがあります。
より楽しみです。

新しい背番号11番について

慣れはありませんし、(今までの)18番の感じはありますが、似合っていかないといけません。
この背番号は(五領)淳樹さんの想いを託されたので、やっていかなければなりません。

相馬監督が求めるサッカーについて

去年よりもハードワークを求められています。
新加入の選手も若い選手が多いですが、まず守備から入る中で、守備でパワーを使うので、どれだけ攻撃にパワーを残せるかです。
いずれにしてもまず良い守備をしなけれなばなりません。
運動量についてデータを見ても去年より走行距離も多いので、ハードワークできる選手がピッチに立てるものです。

カマタマーレ讃岐について

自分自身はそんなに讃岐と対戦したことがありませんが、どんな相手であれやることは変わりません。
自分たちのやるべきサッカーをやらなければなりません。
イバくん(昨シーズン鹿児島に在籍した井林章選手)の特徴はある程度わかっているので、比較的苦手な部分を自分が突いていければと思います。

鹿児島での昇格降格を経ての想い

正直J2とJ3では相手の質も違いますし、なるべく上でやりたいのはどの選手も思うことです。
どうしても1年で昇格したいという思いは、前J3にいたときよりも感じています。
個人の目標としては、まずゴールとアシストで二桁は必須だと捉えています。

田中稔也 選手コメント(2月12日トレーニング後の共同会見より抜粋)

相馬さんがやりたいサッカーが徐々に浸透してきていると思っています。
みんな切磋琢磨しながらやっていますし、いい練習ができていると思います。
練習からでもこだわる部分については監督からも言われていて、最初のポゼッションはスイッチが入らずに、難しかったですが、ゲームになるにつれてみんな動けていますし、本当にゴールを決めきる、決めさせないところにこだわりたいです。
新加入選手と既存の選手との融合も問題ないと思いますし、コミュニケーションも取れていますので、試合が楽しみです。

開幕戦に向けて

アグレッシブに観ている人の心が揺さぶられるようなプレー、試合をしたいですし、勝つことを最優先に考えていきたいです。
開幕戦はやっぱり1試合に過ぎないと思いますが、シーズンがはじまる1試合目なので、楽しみが強い部分があります。
けれどこの開幕戦で勝つか負けるかは大きいので、勝ちに向かっていく気持ちは、開幕戦はとても強いです。

相馬監督が求めるサッカーについて

前から行く、迫力を持った守備攻撃、常に前を意識することを言われています。
前に行くサッカーだと思っています。
ここまではうまく行けていると思っています。

個人としての目標

怪我をしないことと、ゴールとアシストで合計10点を獲りたいと思っています。

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