【3月15日マッチデープログラム】 KUFC MATCHDAY PROGRAM 2026 vol.04
鹿児島ユナイテッドFCのマッチデープログラム。
今回は3月15日に行われる明治安田J2・J3百年構想リーグ第6節、鹿児島ユナイテッドFC vs レイラック滋賀FCのマッチデープログラムです。


村主博正 監督インタビュー ※3月11日トレーニング後の囲み取材代表質問より

大分戦を振り返って
守備のところは想定内で、堅くできたところ、隙なくできたところもありました。
ただ、攻撃のところで何とか得点を取れていればというところもあったので、そこの質の追求が必要です。
セットプレーも含めてなんとかこじ開けられるように、勝ち点3を積み上げられるようにすることが課題かなと思っています。
5試合終えて事前の想定と実際の手応え
想定内ではあると思います。
ただ、当然勝敗がある中で内容と成長を積み上げていかないといけません。
しっかり勝ちながら、自分たちのやるべきことをもっと磨きをかけられるようになりたいです。
チーム力はまだまだ上がっていかないと、連勝し続ける、昇格するというところには手が届きません。
もっと、もっと、できるよう積み上げていきたいと思います。
J2鳥栖と大分相手に無失点だったこと
日々の選手のトレーニングでやっていることがそのまま出ているので、そこはブレないように、引き続きトレーニングが大事だよということでやっていきたいです。
ゼロで抑えたところは、当然みんなの努力で得ているので、すごく大事なことです。
ただ、J2の相手でも勝ち点3を取れるチャンスがあったので、そこをしっかり積み上げられるようにやっていきたいと思います。
レイラック滋賀FCの印象
セットプレー含めてクロスにも人数が飛び込んでくるし、迷いなくやっているところがあります。
JFLをしっかり突破してきて、カテゴリーを上げてきているという、本当に力のあるチームです。
個人としても、まだJリーグの舞台に立っていなくて、下積みをやってきてようやく日の目を浴びて、この舞台でという野心的な選手もいます。
ロメロ・フランク選手あたりもこのチームにいましたが、年齢はいっていますが、もう一度Jリーグの舞台に立ってという強い意志を感じるチームです。
ですので、そこに圧倒できるくらい、こちらの強みを出していかないといけませんし、そんな簡単な相手ではありません。
2連勝していて力があるので、ホームでしっかり上回れるものを自分たちが積み上げていきたいです。
自身のいわきFC時代の経験を踏まえて感じること
自分がいわきFCとJ3にはじめて行った時は、Jリーグ経験者が3人くらいしかいませんでした。
ただ、そこの舞台に立ちたいから頑張ってきた選手がほとんどだったので、そういう野心のところ、プロサッカー選手としてより上に行きたいという想いがパワーになっていくものです。
そこを出させないようにしっかりやっていかないといけないのかなと思っています。
杉井颯 選手インタビュー ※3月11日トレーニング後の囲み取材代表質問より

今日のトレーニングを振り返って
毎週ほぼ同じ内容ですが、この日が一番嫌いです。
なぜなら本当にきついんですよ。
このオフ明けのトレーニングが筋トレから始まり、走りもあって。
ただ僕はきついけれど、周りの選手を見たら余裕そうにやっているのがすごいなと思いながらです。
試合が終わったらちょっと憂鬱ですけれど、いいトレーニングができているからこそ、試合の時にあまりきつくないというか、試合よりこちらの方がきついなと思っているので、いいトレーニングができている証拠かなとは思います。
ここまでの手応え
開幕戦はスタメンではなく、少ししか出ていませんが、ただここ3試合は無失点で来られているので、守備としてはいいのかなと思うところもあります。
ただやはり攻撃のところで点を取らないと勝てません。
大分戦はPK戦で負けましたが、やはり点を取らないと駄目だなというか、こちらの方が90分で見ればチャンスはあったと思うので、そこをもう少しこだわれたらなとは思います。
3試合連続無失点の要因
全員がハードワークするところではないでしょうか。
フォワードの選手も前から追ってくれますし、センターバックの選手が弾いてくれるので、それは強いのかなと思います。
さらに中盤もセカンドボールを拾えたりとか、本当にみんなが頑張っているのがこの失点ゼロにつながっていると思います。
自分自身で意識していること
今は本当に守備を求められているので、そこは自分があまり得意としないというか、あまり好きではないことなのですが、求められている以上はやらなければいけないところです。
また開幕戦でスタメンではなかった理由が、オーバーラップなど前へ行くところが足りないと監督に言われています。
自分自身で考えてプレーはしているつもりではいるのですが、監督が求めていることはそういうことなので、より前へ行かなければいけないと思っています。
守備も攻撃もそういうところかなと思います。
チームとして感じる手応え
去年から比べれば、やはり失点が少なくなったところです。
ゼロが続くというのは去年あまりなかったことですし、最後の方ではほぼ毎試合失点をして、自分たちで試合を難しくしていたので、そこは本当に成長した部分かなとは思います。
JFLから昇格してきたレイラック滋賀FC戦に向けて
そこはあまり意識しない方がいいのかなと思いますし、今滋賀は調子がいいと思います。
試合前のミーティングで監督がよく言うのは「我々はチャレンジャーだ」という言葉です。
その気持ちで、どこが相手だろうが自分たち次第だとは思うので、ちょっとした隙でやられるでしょうし、逆にそのちょっとした隙を突いていければ点を取れると思います。
そういうところを見逃さず、サボらずやっていきたいです。
走って戦うところがやはり自分たちの良さだと思うので、それをより出せたらなと思います。
個人とチームとして滋賀戦に向けての抱負
走って、オーバーラップして、そろそろ自分自身も結果を出さないといけないと思っています。
次でリーグ戦の1/3が終わるので、頑張らないといけませんし、勝たないと、宮崎がずっと勝っているので、離されてしまいます。
なんとしても勝ちたいです。
川上康平 選手インタビュー ※3月11日トレーニング後の囲み取材代表質問より

大分トリニータ戦を振り返って
失点ゼロで終えられたことは、守備陣にとってはプラスの要素ですが、チームとして勝ち切れなかったことはまだ課題だと思います。
またPK戦で勝てなかったのは自分の責任というか、キーパーが止められれば勝てます。
次にまたPK戦の機会があれば、次は自分がチームを勝たせたいと思います。
PK戦でコースを読めていたこと
練習でもPKはやっていますが、その中でも感触が良く、自信を持って臨めました。
コースは合っていたけれど止められなかったのは、それが実力だと思います。
止められるようにさらに努力していきたいと思います。
細かくタイミングのところで早く駆け引きをするとかありますが、細かい微調整だと思うので、そこをうまくやっていけばいきたいです。
3試合連続無失点について
自分がセーブするシーンがあまりないというのが、今のチームの守備の良さを表しているのかなと思います。
試合後のスタッツを見ても枠内シュートがほとんどないのが、ディフェンス陣はもちろん、チーム全体が守備意識を高く持てていることの現れかなと思います。
さらに無失点の試合を続けられるようにやっていくだけだと思います。
次節対戦するレイラック滋賀FCについて
JFLから昇格してきて、すごい勢いのあるチームだと思います。
クロスからの得点も多いので、そこは警戒しつつ、また失点ゼロを目指してやっていきます。
3試合ぶりのホーム戦に向けて
久しぶりのホームで試合ができるので、自分たちもワクワクしています。
ピッチに立っていっしょによろこびたいですし、いっしょに闘っていただきたいです。
前節までの振り返り
明治安田J2・J3百年構想リーグ第3節
vs レノファ山口FC 白波スタジアム(鹿児島県立鴨池陸上競技場)
昼頃からの落雷により、キックオフが予定されていた14時から1時間遅れて開始した第3節のレノファ山口FC戦。
様々な可能性があった中でも、スタジアム内の選手たちは落ち着いて試合への準備を進めていた。
そして試合後の村主博正監督が真っ先に「雷でキックオフが1時間遅れた中でも、熱い声援を送っていただいたファンサポーターの皆様に、本当に感謝申し上げます」と謝意を示したように、サポーターの熱気はいささかも萎えるところはなかった。

9分、山口がロングボールから立て続けにクロスを入れるが広瀬健太がシュートは許さない。
16分、福田望久斗の守備で奪ったボールを中盤で稲葉修土がつなぎ、吉尾が浮かせたボールを中山選手が頭で嵯峨理久に落とし、左サイドに展開。
福田が中央に入りながらのシュートは相手ディフェンスに当たって、わずかにゴールを外れる。
42分、セットプレーのこぼれ球を拾って左サイドから福田が切り込んでファーサイドに上げたクロスを川村が頭で叩きつけるがが逆サイドへ外れる。
「まずは入りのところで敵陣でうまく押し込めましたし、前線の選手が中心となって前からボールを奪いに行ってくれたので、出所がすごくはっきりしていました」と山田裕翔が試合後に振り返ったように鹿児島のペースだったが、前半は0-0で終える。
後半に入った56分、山口陣内でのクリアボールがそのまま守備陣の背後に抜ける危機を迎える。
山田裕翔が後ろを追いかけ、杉井もペナルティエリア内に戻る。
シュートは山田が一度弾き、こぼれたボールを拾われるが、広瀬がコースを消して守り切る。
「サッカーですからピンチというのは必ずあります。ただそこを守れるかどうかです。緊急事態もそうですけれど、普段からそういうトレーニングもしています。そうなった時にレッドカードをもらわないように、最後まで足音を聞かせなさいといった姿勢が、失点ゼロに結びついたのではないかと思っています(村主監督)」

58分、青木義孝の戻しから吉尾虹樹がミドルシュートで山口ゴールを脅かす。
59分、中盤の攻防から山口の速攻になるが、素早い戻りで決定機は作らせない。
60分、山口がGKに戻したボールの処理の判断が遅れたタイミングで福田が奪い去り、そのまま持ち込んで先制点を決める。
「前半からすごい前線でプレスをかけて、チームとしても良い形でボールを動かしていました。後半もその流れを続けて良い形でゴールを決めました(福田)」
65分、左サイドから福田が戻したボールを杉井がダイレクトでゴール前に送り、ニアサイドで吉尾がヘディングで合わせるが、GKが反応する。
78分、左サイド高い位置で奪ったボールを吉尾が素早くつないで河村慶人がシュートするが、GKが防ぐ。
追加点は奪えないなかでも、危なげない闘いぶりで、勝利を決めた。
「枠内シュートも10本ぐらいあったかと思います。決定力を上げろと言ってもすぐにはできません。ただその回数を重ねることで、相手のセンターバックを疲弊させて、一点を取ることができました(村主監督)」
試合後、ハードな一日を闘い抜いた選手とサポーターは喜びの祝杯をともにする。

そして誕生日を迎えたばかりの福田に「HAPPY BIRTHDAY」がサポーターから贈られた。
「もう最高の誕生日プレゼントになりました。やっぱり愛があるのでありがたいです」


明治安田J2・J3百年構想リーグ第4節
vs サガン鳥栖 駅前不動産スタジアム(佐賀県鳥栖市)
長くJ1を舞台にしてきた九州屈指の強豪、サガン鳥栖の本拠地「駅前不動産スタジアム」に乗り込んでのアウェイ戦。
初のアウェイゲームでも鹿児島サポーターの多さに、選手たちの誰もが心を動かされていた。
そして試合がはじまると「日々のトレーニングが一番大事だと選手は伝えているなかで、そのままぶつけてくれれば我々のゲームになっていくと思っていました」という村主監督の期待通り、前線から鳥栖のボールを奪いにかかる積極性で相手の攻撃を封じ込める。

12分、鳥栖のパス展開からクロスが入りヘディングで合わせられるが、枠を外れる。
鹿児島は高い位置でボールを奪うと、最前線の中山圭吾へロングボールを送り、競ったこぼれ球を拾ってチャンスをうかがう。
「個々の部分で上回ることを前提として、もう戦術があったので、球際の部分では自分は負けないようにもしてました(吉尾虹樹)」
39分、左サイドに流れたボールを拾った福田望久斗からの戻しを杉井颯がダイレクトでクロスを入れて、逆サイドに流れたところを右サイドバックの青木義孝が走り込みながらシュートを打つが、かつて鹿児島で活躍した鳥栖GK泉森涼太が防ぐ。
後半に入った50分、鳥栖は早めのクロスからGK川上が弾いたボールをシュートするが、バーの上を通過する。
直後の51分、鳥栖最終ラインのパス回しに河村慶人、福田、中山と相次いでプレッシャーをかけ、中山がひっかける。
足元に来たボールを河村は、中央から上がってくる吉尾へ渡す。
そのまま河村、中山、福田もパスを受けるべく前線へ駆ける。
フリーの嵯峨理久も右側を走り、相手の守備が来ないまま吉尾はドリブルで持ち上がる。
「あそこで前向いた時は、もうシュートっていうのはもう意識してたので。今シーズンは特にゴール前に入っていくシーンが多くて、でも、セーブされたりとかでゴールが遠かったですが普段からの練習もしていますし自信はありました。あの場面でも思い切って足を振り抜けました(吉尾)」
強烈なシュートが、ゴールポストぎりぎりの高さを破って先制。
全員が一気に、申し合わせていたかのように鹿児島サポーターが集まるゴール裏へと集まっていく。

59分、ショートコーナーから杉井が大きく浮かせたボールをゴール前に入れて、ファーサイドから山田裕翔が折り返したボールを河村がゴール正面でヘディング合わせるが、GK泉森が弾いてゴールには至らない。
62分、セットプレーのこぼれたところを左サイドから福田が入れた速いボールをファーサイドに走り込んだ村松航太が押し込むがオフサイド。
74分、際どいシュートを鳥栖に打たれる。
85分も右サイドのクロスからファーサイドで合わせられるが、ゴール前に入った山田が伸ばした足で止める。
鳥栖にゴールは許さない。
最後は復帰後初出場となる有田稜や米澤令衣を最前線に送り込み、鳥栖陣内で粘り強く時間を使いながら初対戦を1-0でものにした。

「まずは失点をしなかったというところで評価したいですし、ゴール前まで行かれてもやられないというところは、普段の練習からできていると思いますので、そこが少しずつ積み上がってきているのかなと思います」
鹿児島で5年目を迎えるセンターバックの広瀬健太は、今シーズンここまでのトレーニングで積み重ねてきたものの成果を口にした。
J2のサガン鳥栖を相手に、鳥栖で勝ち取った勝利を選手とサポーターが一体となって喜んだ。


明治安田J2・J3百年構想リーグ第5節
vs 大分トリニータ クラサスドーム大分(大分県大分市)
2年ぶりの対戦、2週続けて「格上」J2の大分トリニータとのアウェイ戦。
序盤から鹿児島は前線からの組織だった守備で、大分に対抗する。
11分、波状攻撃を仕掛ける大分は右サイドから大分のクロスで最後は逆サイドで山口卓己が頭で合わせるが川上康平がキャッチ。
22分、鹿児島は吉尾、広瀬とつなぎ、稲葉修土がペナルティエリア付近へスルーパスを送る。
中山桂吾がさらに中で待つ嵯峨理久に渡し、嵯峨の打ったシュートはバーの上へ外れる。

32分、大分のセットプレーをクリアしたところをダイレクトのボレーで合わせられる。
33分、サイドへ展開しようとする大分のボールを杉井が奪い、福田のフリックからの戻しを受けて、そのまま持ち上がる。左側へ河村が走り、中への折り返しを吉尾が合わせるが、わずかにポストの外側を通過する。
3連勝中の鹿児島はしっかりと準備してきたものを発揮するがゴールを奪うには至らない。
「大分さんはチームとしても去年から失点は少ないし、こう粘り強いところがあります。そのなかで新たに四方田監督が来て、より堅いチームの中でよりゴールに直結する攻撃をやってきました。本当に、想定していた以上の堅さがありました(村主監督)」
「そこまで難しいことをせず相手の嫌なことをやるスタンスで、自分のキック精度が今日はダメでした。もっと高めることができれば、前線に起点を作って次の攻撃につなげるチャンスが増えるはずです(川上康平)」
後半開始直後の46分、福田が左サイドからニアサイドに入れたボールを嵯峨理久が頭で合わせるが、ニアサイドを外れる。
48分、ロングボールから中山が折り返そうとしたボールがコースが変わり、 フリーで吉尾がシュートを打つがGKがセーブする。
50分、村松、福田とつないでゴール前のクロスを跳躍した中山が頭で合わせるがファーサイドへ外れる。
55分、大分は左サイドのクロスからゴール前で合わせられる。
大分はセットプレーを中心に攻勢を続けるがしのぎ切る。
お互いに手堅い展開が続きゴールは生まれない。
「我々は、個人で何とかするチームではなく全員で攻撃して、全員で守備するチームで、セットプレー含めて攻撃の回数を増やして大分さんのゴールをこじ開けたかったです。惜しいシーンはありましたけれど、“惜しい”じゃなくて、しっかり結果につなげられるかどうか、もうそこに尽きると思います(村主監督)」
百年構想リーグは同点で終わった場合はPK戦で決着をつける。
双方4人目まで全員が成功する。

「PKはそんなに得意な意識はありませんでしたが、練習をすることで感触よく、得意な部類に入っている感触はありました(川上康平)」
川上は4本すべて大分のシュートを読んでいたが防げない。
大分が5人目も成功させ、鹿児島の5人目、山田裕翔のキックはバーに当たって外れる。
「自分は結果的に一本も止められていないので、それがすべてだと思います。悔しいです。岡山でいっしょにやっていたブローダーセンなら絶対に1本は止めているし、自分も止められるキーパーになりたい気持ちがすごくあります(川上康平)」
大分は勝ち点2を得て、鹿児島は勝ち点1で終えた。
3試合連続の無失点など得ているものもあるなか、大きな悔しさを抱えて、次はレイラック滋賀FCをホームに迎える。


