【4月12日マッチデープログラム】 KUFC MATCHDAY PROGRAM 2026 vol.06
鹿児島ユナイテッドFCのマッチデープログラム。
今回は4月12日に行われる明治安田J2・J3百年構想リーグ第10節、鹿児島ユナイテッドFC vs ガイナーレ鳥取のマッチデープログラムです。


村主博正 監督インタビュー ※4月8日トレーニング後の囲み取材より抜粋

今日のトレーニングを振り返って
パワー系とか乳酸のトレーニングなので、やはり日々やっておかないとすぐ落ちるところです。
ですので、「粘りを出せ」とか言っても一日で出せるものではないので、日々しっかりトレーニングしておくことで、ピッチでそういうものが表現できてくるので、できる時にしっかりやっておくというところです。
シーズン前半9試合を振り返って
もう目先の一試合に集中してやってきているので、あまり特に振り返るというわけでもありません。
あと一試合ずつあるので、当然対策も含めて、ここから考えることは考えます。
けれど、もう目の前の一試合を、とにかく全力でやっていくことを、あと9試合やっていきたいと思います。
シュートへの思い切りについて感じること
一回、左サイドから(吉尾)虹樹のところにクロスが来て、トラップしたシーンがありました。
けれどあれも日々足を振ることをやっていて、ワンタッチで打てば何かあったかもしれません。
そういう部分で躊躇なくシュートという選択肢も持っていれば、何かしら起きたかもしれないので、そういうことも含めて、シュートへの意識は大事かなと思います。
3週間前に対戦した鳥取との再戦
よくリーグ戦の次に天皇杯で同じチームと当たるというようなことがあるので、想定内ではあります。
しっかりともう一回我々のパワーが出せるように、とにかく相手がどうこうというより、自分たち次第で勝ち点はつかめる状況にこの間もありました。
もう一回自分たちにできることに集中してやっていければいいのかなと思います。
前回得点できなかった鳥取について
なんとかこじ開けられるように毎回やっています。
けれどそんなに簡単にことが進む問題ではないので、こうして日々みんなしっかり積み上げていかないといけないのかなと思っています。
杉井颯 選手インタビュー ※4月8日トレーニング後の囲み取材より抜粋

リーグ戦前半を振り返って
感じることは多分皆さんといっしょだと思いますが、6試合連続無失点でいけたのは、チームとしてすごい収穫だと思います。
ただ課題としては、北九州戦後にも監督が言っていましたが、やはり2点目が取れていないことがあります。
1対0で勝てていることはすごくいいことだったと思いますが、それ以外がないというか、2対0、3対0にできる試合なのに、1対0とか0対0という形になってしまっているので、そこはチームとしての課題かなと思います。
後ろの選手として感じる攻撃面の課題
相手のチームはボールを保持したいチームが割と多いのかなと思っています。
僕らは相手コートでプレーをしたいチームなので、なかなか難しい。
ボールポゼッションを見ても、やはり相手の方がだいぶ上回っています。
そこは別にいいとしても、攻撃のチャンスはあるけど、去年ほどシュートチャンスなどが少ないのかなというのはやはり思います。
守備面での手応え
昨シーズンは失点が多くて、0対1になってからようやく僕らがエンジンかかるということがすごく多かったです。
やはりその失点が少ない面はすごくいいのですが、これは多分前の選手たちもすごく達成感があるのかなと思います。
前の選手たちが良い守備をしてくれているからこそのゼロですし、やはりそこはチームとしての成果なので、すごく手応えはあります。
自身が守備で意識していること
僕はそこまで守備でいい仕事はしていないと正直思います。
他の選手たちがすごく防いでくれるし、セカンドボールを拾ってくれたり、(GKの川上)康平がビッグセーブしたりとかが続いているからの失点ゼロだと思います。
僕もそこに乗っていかないといけないです。
鳥取戦に向けて
アウェイで前回闘った時、これまでに比べてあまりシュートチャンスがなかったという想いがあります。
鳥取もやはりボールを大事に持つチームですし、そこで割と押し込めたのに結構蹴って、なんか難しくしたなというイメージがあります。
相手ゴール前に早く蹴るということはもちろんですが、そこからのひと工夫はすごく大事になる相手だなと思います。
個人としての抱負
アシストもゴールもゼロなので、だいぶ寂しい結果になってしまっています。
やはりここで結果を出さなければならないと思うので、後半戦は2ゴール、2アシストぐらいは達成したいと思います。
河村慶人 選手インタビュー ※4月8日トレーニング後の囲み取材より抜粋

トレーニングを振り返って
今日は本当に目の前の相手に負けないというトレーニングでしたので、そういった部分では本当に全員が次の試合に向けて本当に出し切れた練習だったと思います。
みんな酸欠になりそうです。
前節の際どいシュートについて
そのシーンは映像でも振り返りましたが、僕自身は入っていたかなと思いますけど、ノーゴールという判定なので、本当にもうネットを揺らすしかないと思います。
J2・J3の百年構想リーグはVARもないですし、もうネットを揺らして、確実なゴールを手に入れたいです。
前節を振り返って
全体を振り返って、本当にほぼほとんど自分たちのやりたいサッカーができていましたので、その中でやはり追加点も取りたかったです。
北九州のシュートは本当に、あれはもう見事としか言えません。
あれは仕方ないとして、2点目を取れていたら、また90分で勝っていた試合だった思います。
シーズン前半を振り返っての自身のでき
得点というところはまだゼロで、そこは悔しい気持ちはあります。
けれどそれ以外のフォワードとしてのプレー、前線でボールを収めることだったり、背後への動き出し、前からの守備のスイッチは、去年よりも確実に良くなっているものはあると思っています。
これを継続しながら、後半戦はゴールとアシストを増やしていけるように、また良い準備をしていきたいと思います。
チームとして得点を増やすために必要なこと
シュートまではいけていますし、枠に入っている回数も増えていると思います。
本当にそこはもう数センチとかの世界です。
練習から、まず全員が点を取るという意識を、フォワード、中盤、ディフェンスラインに関係なく、全員意識を持って取り組んでいくしかないと思います。
日々の練習が試合につながっていくので、日々の練習で意識していきたいと思います。
自身のシュート頻度について
そこはもう試合の流れというか、相手もいることですし相手との距離とかもあります。
あとはシュートを打てるタイミングを逃さないことは大事になってきます。
自分のボールの持ち方であったり、相手の立ち位置とかを素早く判断して、打てる時には打っていきたいです。
守備面について
前線からの守備は去年と変わらず、チーム全員として良いスイッチを入れられています。
去年から本当に変わったのはゴール前の守備の意識です。
やはり前からプレスをかければ、ひっくり返される(背後にボールを送られ逆走させられる)こともあります。
そのひっくり返された中でも、冷静にゴール前では、最後のところで身体を投げ出すこと、簡単にスライディングしないというところは、去年よりもさらに良くなっていると思います。
前節失点して無失点の継続はなくなりましたけど、それでもずっと長い間無失点が続いていました。
そこには自信を持ってこの良い守備を崩すことなく、、良い守備から良い攻撃につなげられるようになっていきたいと思います。
次節に向けて
前回闘って、こちらが攻め込んだ時に鳥取さんはゴール前で守備を固めてくる相手でもあります。
そこを泥臭くでも、どんなゴールでもいいのでこじ開けることは大事になってきます。
本当に身体を投げ出してでも点取りに行きたいと思います。
前節の振り返り
明治安田J2・J3百年構想リーグ第6節
vs レイラック滋賀FC 白波スタジアム(鹿児島県立鴨池陸上競技場)
シーズン前半の最後となるホーム戦はギラヴァンツ北九州を鴨池に迎えての一戦。
いつものように盛り上がるスタンドに人一倍感じるものがあったのは、宮崎から鹿児島へ移籍して開幕を迎える直前に負傷離脱していた江川慶城だった。
「本当にアップの時からたくさんのサポーターの皆さんの声援を受けて、ピッチに立てたことに本当に感謝の気持ちだったり、喜びを感じた試合でした。たくさんの人の支えがあったおかげでいいリハビリ、そしていい復帰の過程を踏めたことが、自分にも自信を与えてくれました(江川慶城)」

4分、吉尾虹樹が蹴ったコーナーキックをニアサイドで福田望久斗がそらし、青木義孝が狙うが決めきれない。
25分のコーナーキック。
ペナルティエリアの外へのこぼれ球から、嵯峨理久が低いシュートを打つ。
枠ギリギリに収まるかどうか、というボールをゴール前で収めたのは青木。
稲葉修土らまわりの選手が北九州の選手とポジションの競り合いをしている中で、青木にはわずかに自由なスペースがあった。
自身のコントロール下に置いたボールを、ボレーでそのまま眼の前のゴールに向けて突き刺す。
「速いボールでしたが、ピタリと止められました。あとはあの距離であれば誰でも決められるというゴールでした。思いっきり打ったのでイメージ通りと言えばイメージ通りでした(青木義孝)」
ここ6試合無失点の試合を続けている鹿児島が先制。

33分、北九州側に脳震盪による交代が行われ、スタジアムが静寂に包まれる。
48分、左サイドでのボール回しから最後は吉尾虹樹が低い弾道のミドルシュートを打つが、GKが弾く。
さらに49分、コーナーキックで競り合って流れたボールを、ファーサイドの河村慶人が、ニアサイドへ正確なシュートを打つがゴールにはならない。
幾度かのチャンスを活かせないが、北九州にはシュートも打たせない優勢な展開で前半を終える。

後半に入ってからも鹿児島が主導権を握る。
55分、青木がゴール前に送ったクロスを有田稜がヘディングで完璧に合わせるが、枠ぎりぎりのコースのボールをまたも北九州GKが弾く。
決まらないはずのないヘディングが決まらなかったことに有田は天を仰ぐ。
67分、北九州はこぼれ球を左サイドから中央へ展開し、最終ラインから上がってきたセンターバックが受ける。
鹿児島左サイドの福田望久斗は別の選手をケアする。
ボランチの稲葉修土はもう少し前の危険なエリアを守る。
相手には様々な選択肢がある中で、「この遠さであればシュートを打たせないことではなく、それ以外の選択肢から生まれそうなチャンスの芽をつぶしていく」という判断になる。
北九州のシュートはまっすぐにゴール左上の隅に飛び、GK川上康平も届かないコースに決まって1-1の同点。
「まずそこは近い選手が行く判断だと思いますがが、行かなかったからダメとかではなく、どう抑えるのかはすごく難しい。あそこが一番危険だったかというと僕はそう思わなかったので、決めた相手を褒めるしかない(杉井颯)」
「失点したことに関しては組織で崩されたものではないし、ネガティブには思っていません。私もあの距離だったらGKなら“打たせろ”ぐらいのマインドでやって欲しい。あそこで“これをやっておけば”ということではなかったと思います。ただ2点目を取れなかったことでそういう現象が生まれているのが課題です。(村主博正監督)」
無失点は途切れたが、鹿児島は引きずることなく北九州陣内へ攻め込む。
75分、投入されたばかりの中山圭吾が起点になって、左サイドから杉井颯がゴール前に入れたクロスに中山が飛び込むが、ゴールは決まらない。
84分、青木のロングスローからニアサイドで山田裕翔が合わせたヘディングはサイドネット。
91分、嵯峨から青木が受けてゴール前に入れたボールを武星弥が合わせるがこれもゴールを外れる。
最後までゴールは生まれず、1-1で後半終了。

そして決着はPK戦に持ち越される。
コイントスの結果、北九州のサポーターが陣取る南側でPK戦は行われ、鹿児島が先に蹴ることになった。
1人目の杉井は、細かく動くGKとの駆け引きから左側ぎりぎりに蹴り込む。
2人目の藤村は、右側に飛んだGKの逆に決める。
3人目の江川は、右に飛んだGKのいたど真ん中に決める。
「PKを決める自信はあったんですが、やはり流れを自分たちの方に持ってくるうえで、チームも含めて、素直に嬉しかったっていうのはあるので、喜びました(江川慶城)」

両拳を握って咆哮する。
北九州の3人目のキックに対して、コースを読んだ川上の手はボールに届くが、そのまま決まる。
4人目の嵯峨は、ゆっくりゆっくりゆっくりゆっくり前進する。
助走というより、ボールとの距離をつめるように。
GKの動きを見極め、江川に続いてど真ん中に決める。
4人目も川上はコースは読んだが、届かない。
5人目の武は、緩急のついた助走から一瞬止まり、GKの逆側に流し込む。
北九州の5人目は鹿児島に所属していた河辺駿太郎。
川上はまたもコースを読んだが届かない。
6人目のキャプテン稲葉は、迷いなく真ん中に蹴り込む。

7人目は先制点の青木義孝。左上に強めに浮かせたキックで決める。
「めちゃくちゃ緊張しましたが、すばらしい後押しをしてくれたので、気持ちでしっかり押し込めました(青木義孝)」。
8人目の中山は笛が鳴っても動くことなく集中する。
かなりの時間を置いて駆け出すと、左側に蹴り込む。
そして北九州の8人目、シュートは枠の上へと外れる。

鹿児島がPK戦で勝利して勝ち点2を得た。
PK戦では2試合続けての勝利、その安堵感を表情に浮かべながら、川上はヒーローインタビューに向かう。
「止めたかった」
歩きながら、自身の身体で相手のシュートを止められなかったことの悔しさを顕にした。

選手の誰もが失点したこと、勝ち点3を取り損ねたことは受け止めているが、引きずることはない。
「チームの雰囲気は悪くないですし、PK戦での勝利で満足している選手は誰1人いません(青木義孝)」
「自分たちが全力でやりきった結果、しぶとくPK戦での勝ちを引き寄せられたことは事実ですし、それは本当にたくさんのサポーターの皆さんの声援が僕たちの力になったので、そこは本当に感謝したいです(江川慶城)」
サポーターとチームがともに勝利を喜び、2週続けてのホームで迎えるガイナーレ鳥取戦への想いを新たにする。
「残りのリーグは90分で勝ちきれるように、より一層高め合っていきたいです。ホームなのでたくさんの方が来てくれると思いますし、勝利を届けられるように、僕自身も点を取りたいです(青木義孝)」
「ここから目の前のワンプレーワンプレー、一日一日で自分がチームに良いものを還元できるように、鹿児島が目指すものに対して、なにかカッコつけてやるんじゃなくて、自分のできることを全力でやり切ることを続けたいです(江川慶城)」
2週続けてのホーム戦は、3週間前に対戦したガイナーレ鳥取と対戦する。


