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2021.05.28 選手・スタッフ情報

アーサー・パパス監督 退任のお知らせ


今シーズンより鹿児島ユナイテッドFCトップチームの指揮を執っていたアーサー・パパス監督ですが、このたび家庭の事情を理由に、双方合意の上で退任することが決定いたしましたので、お知らせいたします。
アーサー・パパス監督は、クラブの戦い方として掲げた「勇猛果敢で攻撃的なサッカー」の表現に向けトレーニングと試合を重ねてきましたが、シーズン中盤に向けてこれからというタイミングでの退任となりました。
5月30日(日)明治安田生命J3リーグ第9節AC長野パルセイロ戦は、大島康明ヘッドコーチが暫定的に監督として指揮を執ります。
尚、後任につきましては決まり次第お知らせいたします。

アーサー・パパス(ARTHUR Papas)監督プロフィール

  • 生年月日 1980年2月12日(41歳)
  • 国籍 オーストラリア
  • 指導歴
    2009-2010年 オーストラリア代表U-18 アシスタントコーチ
    2009-2011年 オーストラリア 国立スポーツ研究所 フットボールコーチ
    2011年 オークリー キャノンズFC (豪州) 監督
    2011-2012年 ニューカッスル・ジェッツFC (豪州) トップチームアシスタントコーチ兼ユース ヘッドコーチ
    2012-2013年 インド代表U-23 監督
    2013年 デンポSC (インド) 監督
    2014年 FCゴア(インド) アシスタントコーチ
    2015年 オークリー キャノンズFC (豪州) 監督
    2016-2017年 グリーン・ガリーSC (豪州) 監督
    2017年 アル・イテファクSC(サウジアラビア) アシスタントコーチ
    2018年 ノースイースト・ユナイテッドFC (インド) アシスタントコーチ
    2019年 横浜F・マリノス コーチ
    2020年 横浜F・マリノス ヘッドコーチ

アーサー・パパス監督コメント

この度、家族との距離を縮めるために、鹿児島を離れてオーストラリアに帰ることを決断しました。
残念ながら、このパンデミックの状況は、両国間の移動という点で改善されておらず、距離はますます大きくなっています。時間の経過とともにこの状況がどんどん自分を苦しめていきました。そして私にとって家族は重要な柱であり、大好きな仕事を辞め、苦しむ家族のそばにいるという判断を下しました。
鹿児島に到着して以来、社長、ゼネラルマネージャー、スタッフおよび選手の皆さん、そして何よりもすてきな街と、温かくフレンドリーな人々の絶対的な信頼とサポートに助けられてきました。
鹿児島には特別な人がいて、このクラブは人をとても大切にし、人とビジョンのおかげで日々進歩し、特別なプロジェクトの一員でいれたことは自分の誇りでした。
私は監督として、これほどエキサイティングなサッカーをするチームを指揮し、楽しんだことはありませんでした。私たちのサッカーはゲームを支配し、高いインテンシティで攻撃的であり、時には報われたり、レッスンを学ぶこともありましたが、常に信じ、一生懸命働き、一緒に進んできました。
鹿児島に住んでみて初めて、なぜ日本で最も温かく、フレンドリーな街と見なされているのかがわかり、いつまでも心に残る場所であります。
将来、世界が正常に戻ったときに、また皆さんに出会えることを願っています。
鹿児島の人たちは特別で、いつも私の心の中にあります!


徳重 剛 クラブ代表 コメント

この度は、突然の報告となりますことをお詫び申し上げます。
5月26日(水)夕刻、アーサー・パパス監督から私に申し出がありました。
シーズン当初からご家族に体調が優れない方がおられる旨の報告は受けておりましたが、この度、緊急的な手術が必要になりました。仮に手術が無事に終わったとしても、その後も彼のサポートが必要になる可能性があり、また、コロナ禍で出入国するにも各国で隔離措置等が必要な状況で自由に往来が出来ない状況です。
このような状況下で、当クラブの監督としての業務を集中して遂行できる状態にないとのことで退任したい旨の申し出でした。
クラブとしては、突然の申し出であり大変残念でありますが、まずは本人の希望とご家族の快復を最優先すべきと考えましたので、苦渋の決断ではありますが、この申し出を受理することと致しました。
アーサー・パパス監督は、クラブの短期的および長期的なビジョンのなかで、プロジェクトを進めている途中での退任となりますが、鹿児島に新たなフットボールの礎を築いて頂いたことに感謝申し上げます。
今後も遠隔でも鹿児島のために尽力して頂くことも協議しております。
ご家族の快復とアーサー・パパス氏の今後の活躍を祈念致します。
ファン・サポーターや関係各位の皆様には、ご理解を頂けますと幸いです。

登尾 顕徳 ゼネラルマネージャーコメント

クラブとしては強く慰留しましたが、本人の強い意思を尊重して、苦渋の決断でしたが受理することと致しました。
これからの鹿児島ユナイテッドFCの進む道を考えたときに、トップチームだけではなく、アカデミー(育成)も含め一貫した指針でのクラブ作りを行うための大きな芯が必要でした。トップチームだけでなく、育成、アカデミーまでが一貫したプレーモデルのもとでサッカーをしていく「勇猛果敢な鹿児島のサッカー」の基礎を築いてくれるよう尽力いただきました。
アーサー・パパス監督には、短い期間でしたが、クラブに対する多大なる貢献に心より感謝申しあげます。 後任監督を人選し、これまでの歩みとこれからの歩みを止める事なく今シーズンの目標を成し遂げられるよう取り組んで参ります。

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