【9月11日マッチデープログラム】UNITED TIMES2021 vol.08
鹿児島ユナイテッドFCマッチデープログラム「UNITED TIMES」。
今回は2021明治安田生命J3リーグ第18節 鹿児島ユナイテッドFC vs いわてグルージャ盛岡のマッチデープログラムです。
日程表・順位表・テキスト速報
前回までのあらすじ
7月10日、上野展裕新監督とともに迎えたカターレ富山とのホーム戦は2-2の引き分け。
リーグ戦はちょうど半分を終えたところで約1ヶ月半の中断期間に入った。
その期間、鹿児島は2人の選手が移籍でチームを離れた一方で、J2のツエーゲン金沢から島津頼盛、同じくJ2のアルビレックス新潟から秋山裕紀が加わった。
さらに上野監督のもとでチーム組織の再整備を行い、リーグ再開を迎える。
8月28日の第16節はアウェイでカマタマーレ讃岐と対戦。
開始直後は讃岐の攻勢を受けたが、13分セットプレーの流れから五領淳樹が中原秀人、さらにイヨハ理ヘンリーとのパス交換からゴール前に入りそのまま強烈なシュートを叩き込んで先制する。
39分には右サイドから逆サイドへ上げられたクロスボールを合わせられて同点を許す。
後半、新加入の秋山を投入した鹿児島は主導権を握る。
80分、秋山がペナルティエリア内で讃岐守備陣をかわし、ゴール前に入れたボールを左サイドバックの砂森和也が合わせて勝ち越し。
最終ラインにリーグ戦初出場となるイヨハを加えた鹿児島がしっかり守りきって2-1で再開後の初戦で勝ち点3を得た。
第17節のリーグ戦は試合なしとなった翌週は、J1アビスパ福岡とのエリートリーグで、チーム力の向上を図った鹿児島。
今節はホームにいわてグルージャ盛岡を迎える。
上位争いに食いつくためにもこの試合、何より求められるのは勝ち点3。
選手だけでなく、会場のファン・サポーターも一体となって戦い、勝利をつかもう!
監督・選手インタビュー
上野展裕監督(9月8日の共同記者会見より)
カマタマーレ讃岐戦から1週空きましたので、ずっと岩手戦に向けて準備をしてきました。
前回岩手にはアウェイで負けていますので、あと連勝することも含めてチームをいい方向に持っていくためにも、この試合をファン・サポーターの皆さんと勝ちきりたいです。
タフな試合になると思いますが、最後まで走りきって、バトルをして、デュエル(1対1)に勝って、試合に勝って、皆さんといっしょに喜びたいです。
讃岐戦を振り返って
良かったところと改善しなければいけない点の両方がありました。
選手たちはベストを尽くしてくれたので、岩手戦につながると思います。
攻撃に関しては全体で押し込んで、全体のイメージでみんな共有できてきましたので、それが大きいかなと思います。
エリートリーグのアビスパ福岡戦を振り返って
すごく選手たちはがんばってくれて、自分たちがやろうとしていることを、まだまだ課題は残っていますが、少しずつですが、できてきたというところです。
リーグ戦が1週間空きましたが、いいシュミュレーションができました。
同じ轍を踏まないように改善したいです。
攻撃については、自分たちのいいところを出すことができて、2点取ることができました。
それでも、もっと得点を取れたと思いますし、チーム全体をもっと合わせることでもっとチャンスを作れたと思います。
その課題についてはさらに練習したいです。
ボランチで起用された田辺圭佑選手について
ヘンリー(イヨハ理ヘンリー選手)が復調してきましたので、ヘンリーをセンターバックで使えたのも大きいです。
他の選手も切磋琢磨してくれていますが、ヘンリーがその競争に勝って試合に出てきています。
これで田辺をボランチで使うこともできて、オプションが広がったと思います。
岩手の印象
激しく球際で来るチームですし、奪ってからのカウンターも速いですし、我々がまず気をつけなければならないことは、ひとつひとつの球際とか、ひとつひとつの戦いに負けないこと、精一杯の戦いを競り勝てるように持っていく、球際をがんばるとか、そういうデュエルのところが重要です。
そこで負けると自分たちのいいところにつながっていかないので、そこに勝って自分たちが準備したところにつなげていきたいです
酒本憲幸選手(9月8日の共同記者会見より)
前回のリーグ後半最初の讃岐戦では内容はともかくアウェイで勝って帰ってこれたのはひとつ大きいですし、内容も求めていきたいですけど、勝ち点3を積み上げていくことが目標を達成するには絶対に必要なことです。
今週は自分たちのホームなので、しっかり勝ち点3を取れるように、チーム全員で戦いたいなと思います。
夏の中断を経ての仕上がり
身体とか体力面では問題なく、みんなできると思います。
リーグ前半戦と後半戦で監督が違いますし、やるサッカー、やりたいサッカーも違う中で、優勝して昇格すること、そこに向かってチーム全員で同じ方向を向いていくことが、試合数が少なくなってきた中で、全員の力が必要だということを、監督やコーチングスタッフも言ってくれていています。
そういうチーム一丸という意味ではまとまってきたと感じています。
讃岐戦の攻撃について
自分たちの形を練習する中で、それが試合でもうまく出た部分と、まだまだ質を上げていなかいといけないところもあります。
仕上がりという部分ではまだまだ良くなるとは思いますが、ただ絶対に勝つという気持ちの部分で、いいものを出せたのではないかと思います。
エリートリーグの福岡戦を振り返って
J1というチームで、向こうもしっかり戦ってくれたと思いますし、3-2で負けましたが、出せたところと出せなかったところがありました。
そういう試合でも勝ちに持ってくるというところが、1人1人の技術経験に関係なく、J1の中位にいれるってことだと感じました。
できなかった部分は何か、やられたところはどういう部分だったのか、ミーティングはしましたし、1人1人の技術というよりはもっとシンプルなところだったと思います。
そこを少しずつ改善して、いい方向に持っていけたらと感じました。
岩手戦のポイント
大事なのは自分たちのホームなので、相手に好き勝手やらせてはいけないので、前半の入りでしっかりと自分たちの気持ちを出す、見せることがまずひとつポイントになると思います。
ただ向こうは高さ、対人の強さがあり、積極的にボールを奪いに来るので、そこをうまくコンビネーションではがせば、まったく違う展開、ひとつ逃げられればチャンスを作れると思います。
そこをチームとしてやることをすり合わせて、求めあっていかないといけないと思います。
ポジション争いについて
島津頼盛、秋山裕紀たちは若くていい選手なので、いい刺激になります。
ただやっぱり自分の持ち味というのは人と絡んでゲームを動かせる、小さい局面を打開できることかなと思っているので、そういうところでチームに貢献していきたいと思います。
自分が圧倒的に活躍できるならともかく、その2人+今まで試合に出ていなかったチームメイトも含めて全員で戦っていく必要があります。
僕にこだわらず、みんな試合に出て活躍しないといけないという強い思いを持って練習からやっていけば、もっと強いチームになると思います。
得点について
常に取りたちと思うのですが、そうはいかないです。
ただ自分の中で近づいている感覚はあるので、ぼちぼち決めたいと思います。
9月8日に誕生日を迎えて
具体的にはあまり思うことはないですけど、いい1年にしたいとはうっすら思います。
田上(裕応援リーダー)じゃないですけど、人に感謝するというかこの年齢まで無事に生きてこれたことに、親とか家族とかチームメイトとか、いろいろな人に感謝しないといけないなと思っています。
島津頼盛選手(9月8日の共同記者会見より)
岩手戦に向けてチームのコンディションはどんどん上がっています。
今週の岩手戦は個人的には練習からアピールして、メンバー入り、スタメン出場を狙ってがんばっています。だんだんとチームのやることが、攻守において分かってきていると思います。
相手のペナルティエリア付近では自分の得意なシュート、ドリブルを見せられるので、その付近ではチームとコンビネーション合わせてゴールまで連携していけていると思います。
鹿児島の街の雰囲気、チームの雰囲気
チームメイトとは全体的にしゃべっているのですが、特にとなると(野嶽)寛也とご飯に行ったりしています。
チームの雰囲気はとてもいい意味で上下関係がなく、上の人もけっこう仲良くしてくれますし、サッカーのことも色々言ってくれますし、街はまだあまり出れていませんが、桜島すごいなーという感じです。
ホーム戦に向けて
早く自分のプレーを見せて、結果を残して、ファンの方々に認めてほしいという強い気持ちがあります。
試合に出たらペナルティエリア付近でどんどんボールを受けて、ゴールを取って結果を残して認められるようになりたいです。