【10月31日マッチデープログラム】UNITED TIMES2021 vol.12
鹿児島ユナイテッドFCマッチデープログラム「UNITED TIMES」。
今回は2021明治安田生命J3リーグ第25節 鹿児島ユナイテッドFC vs ロアッソ熊本のマッチデープログラムです。
日程表・順位表・テキスト速報
前回までのあらすじ
3試合勝ちなし、前節は多くのサポーターが足を運んだ隣県でテゲバジャーロ宮崎戦を2-3で落としたなかで、ホームで迎えた10月23日のアスルクラロ沼津戦。
10分、高い位置で山谷侑士が奪ったボールを田辺圭佑、中原秀人とつなぎ、左サイドから衛藤幹弥がゴール前に入れたボールが沼津DFに当たってこぼれたところを島津頼盛が巧みなトラップから左足のシュートを決めて先制する。
42分、コーナーキックをウェズレイが合わせたヘディングは、沼津GKがセーブしたが、こぼれたボールにすばやく足を出して合わせた山本駿亮のシュートが決まって追加点。
後半に入った56分、またも中盤で沼津のボールをフォゲッチがそのまま三宅海斗につなぎ、右サイドでボールを受けた山谷が利き足ではない右足で入れたボールを山本がヘディングで合わせて3-0。
59分、沼津PKのピンチはGK大西勝俉が見事な読みで跳ね返して、沼津に主導権を渡さない。
85分、沼津に1点を返されたが、集中したプレーで3-1で勝利した。
そして今週はホームで、首位ロアッソ熊本とのバトルオブ九州を迎える。
順位に関係なく、勝たなければならない一戦。
前節以上に強い想いでこの一戦に挑む。
監督・選手インタビュー
上野展裕監督(10月26日の共同記者会見より)
ロアッソ熊本は首位に立っているチームですし、ここは必ず勝ちきりたい試合です。
それについて我々がやるべきこと、沼津戦の課題を修正して、克服して、熊本戦に臨みたいです。
いいところは伸ばしていって、攻撃の良かったところ、守備、プレスで良かったところを熊本戦に持っていくこと。
そして、やるべきことをしっかり準備して臨んでいけば、勝つ確率は上がってくると思います。
沼津戦の勝利を振り返って
その前にまず(10月17日の)宮崎戦ですね。
たくさんの方が鹿児島から来て下さいましたし、もっといっしょに戦いたかったです。
闘志をもって戦って欲しい、試合に臨んで欲しいと選手たちに伝えました。
結果的に沼津戦は闘志をもって戦ってくれたと思います。
その中でプレスから奪ってカウンター気味に得点できましたし、セットプレーもそうですし、泥臭く点を取ることもできました。
後ろから組み立てて得点するだけでなく、泥臭く、カウンターで点を取れた点で、選手はよくやってくれたと思っています。
宮崎戦から変わったこと
闘志を前面に出してくれて戦えたことが勝利につながりました。
サポーターも選手といっしょに戦いたいと思っておられます。
そのサポーターだけでなくスポンサーも含めて、スタジアム全体でファミリーで闘志をもって戦えたことが勝利につながったと思います
当然、技術が大切なことは当たり前で、どんどん向上させていきます。
それにプラスして、戦うという姿勢を見せる、それが大事だと思っています。
次の熊本戦もより、もっとできるはずですので、戦う姿勢を見せて、戦い切りたいです。
若い選手の起用
米澤令衣は前節出場停止というところで、島津頼盛も調子が良かったのでしっかり仕事をしてくれて良かったです。
中盤に入った中村健人は途中で野嶽寛也をボランチに投入したことでポジションを変えてワイドに出させましたが、宮崎戦ではトップ下をやっていますし、ユーティリティーなプレーヤーです。
彼ら若い力を上乗せしていって、チーム力を上げていきたいと思います。
ロアッソ熊本の印象
勝負に徹しておられると思います。
ずっと見ていますが、そこで勝ち切る試合をしてこられています。
前節は引き分けでしたが、当然首位で力のある選手が多いチームです。
それでも我々のやるべきことをしっかりすれば、勝つ確率は高くなってくると思います。
引退表明した酒本憲幸について
シャケ(酒本憲幸)は彼が21歳の時に、いっしょにトゥーロン国際に出場しました。
すごく若くてウィングバックをしていましたが、その時からずっとセレッソ大阪で活躍して、そして鹿児島で来たのも見ていました。
もっとできる、まだまだできるんじゃないかという思いはありますが、彼の決断です。
そのなかで前節彼は出ませんでしたが、パフォーマンスのいい選手が出場するので当然彼が出る確率も高いですし、みんなで彼といっしょに戦っていきたいです。
田辺圭佑選手(10月26日の共同記者会見より)
今週対戦するロアッソ熊本もかなり調子のいい流れできているので、その勢いを受けることなく、自分たちが跳ね返す気持ちで戦っていきたいです。
スタメン出場した沼津戦を振り返って
久しぶりにスタメンというところはありましたが、自分としてはいつ出てもいい準備はしていました。
試合の入りとしてはチームとして悪くなく、スムーズに試合に入ることができました。
自分は最初ミスが多かったのですが、チームに助けられながら、そこで試合で修正できたところはポジティブにとらえています。
自分の持ち味は出していきたいと思っていましたが、そこは出せたと思います。
前節の良かったところ
個人的にはそんなに変わったことはないと思いますし、やってきたことも変えずにはいました。
強いて言うならば試合前にシャケさんの引退が決まって、試合前にロッカールームでその話もしてこの試合、とりあえず絶対に勝とう、残りの試合も勝とうという話をしました。
その気持ちの部分で、各々変わった部分はあると思いますし、その部分が試合に出ていたと思いますし、見ていた人もそれを感じてくれたのだと思います。
もちろん自分たちの掲げるサッカーはしっかりありますが、泥臭く1点を取ることもですし、自分たちの今の立場から言うと、そんな綺麗事でサッカーをしている場合ではないので、何が何でも勝とうという気持ちは個人個人あったと思います。
首位熊本戦に向けて
本当はもっと上位で、1位争いをするような順位で戦いたかったですが、現状この順位で戦うことで、厳しい部分はあると思いますが、ひとつひとつ勝っていけば見えてくるものは変わってくるはずです。
負けていい試合はひとつもないですが、個人的にも絶対に負けたくないですし、チームとして負けられない戦いなので、この前以上に気持ちの入った試合をして勝ちにいきたいと思います。
熊本戦のポイント
熊本もシーズン前半や去年と変わっていて、だいぶ守備的でアグレッシブで、あまりリスクを負わないという印象があります。
そこの部分に引っかからないように、自分たちのこの間のことを逆にやられないようにということを意識しながら、自分たちのサッカーができれば、勝てない相手ではありません。
相手のクオリティーは高い部分はありますが、そこをしっかり抑えながら、自分たちの良さを出していきたいと思います。
イヨハ理ヘンリー選手(10月26日の共同記者会見より)
熊本戦に関しては、首位との試合ですし、九州同士で争う上で前々節の宮崎には負けましたが、そういった意味も含めて熊本戦で勝つことは大事になってくるので、いい準備をしていきたいです。
沼津戦を振り返って
前半から自分たちの狙い通りの試合だったかなと思います。
しっかり自分たちがボールを握りながら、相手の背後がウィークだということはスカウティングで出ていたので、背後を取ってからのクロスや、そこから起点を作ってのチャンスを作ることがうまくできていました。
無失点にならない部分の修正
やっぱり意識しなければらならないところです。
毎試合毎試合課題をもって試合に挑んでいくことが大事だと思います。
起きてしまった現象だけでなく、次の試合の、その先のことも見すえて、実際に失点した場面だけでなくその原因になるようなことを突き詰めていかなければならないと感じています。
具体的にはディフェンスラインとしては、もう少しラインを上げてコンパクトにできるシーンがありました。
全体的にはかなりコンパクトにできているとは思いますが、まだまだやらないといけないと感じています。
熊本戦に向けて
宮崎戦でたくさんの方がアウェイの宮崎まで来ていただいたにも関わらず勝てませんでした。
それを踏まえて、沼津戦でまずホームで勝って、次熊本ということで上手くつなげられたとは思っているので、本当に結果にこだわって、全員で戦って勝ちたいです。
熊本は前線からのプレスと、局面で戦ってくるので、そこが強みです。
それは僕たちも強みと思っているので、そこで負けないことと、相手の強みを逆に逆手に取って、僕たちがコントロールできるようになればいい試合になると思います。
喜入のトレーニング環境について
本当にサッカーをプレーする上で環境がありがたいことに整ったと感じています。
練習をするピッチもそうですし、筋トレルームも少しずつできてきて、食事も近くで摂れる環境があって、サッカーに100%集中できる環境があると感じます。
そして喜入の応援して下さる方たちの思いを感じられる環境にあります。
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