【3月20日マッチデープログラム】KUFC MATCHDAY PROGRAM 2022 vol.02
鹿児島ユナイテッドFCのマッチデープログラム電子版。
今回は3月20日に行われる2022明治安田生命J3リーグ第2節、鹿児島ユナイテッドFC vs ヴァンラーレ八戸 のマッチデープログラムです。
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これまでの振り返り
2022年3月13日、鹿児島ユナイテッドFCの2022シーズンが開幕した。
対戦相手はJFLで優勝し、今シーズンよりJ3リーグに参入したいわきFC。
4,832名の観客が入り、熱気あふれるなかで試合がはじまる。
しかし開始4分、いわきに先制を許し、主導権を握られる。
そのなかでも鹿児島は両サイドバックに入った星広太や薩川淳貴の攻撃参加、中盤のロメロ フランクや木村祐志や中原秀人の構成力で徐々にボールを支配し、押し込んでいく。
41分、木村がゴール前の絶妙な位置に送り込んだボールを、相手GKより先にFW有田光希が頭で合わせて同点に追いつく。
後半に入るとお互いがペナルティエリア周辺でボールを持つ場面が出てくるが、最後までスコアは動かず、1-1の引き分けで開幕戦を終える。
「勝てなかった」悔しさと「追いついた」安堵感と、熱いゲームを見届けた満足感がスタジアムを包んだ。
1週間後の3月20日、ヴァンラーレ八戸をホーム鴨池に迎える。
前の試合も、次の試合も、ない。
ただこのONE GAME=1試合に勝利して、勝ち点3を取ること。
そのためにONE TEAM=気持ちをひとつに、戦い抜きたい。
監督・選手インタビュー
大嶽直人 監督(3月16日の共同記者会見にて)
練習に関しては、選手たちも非常にしっかり入ってくれました。
もう1回しっかり自分たちの熱意をホームゲームで出せるように、1日1日を大切にしようということで、今日のトレーニングに入りました。
内容としては次の準備で、ビルドアップから攻守の切り替えのところ、しっかり入ることを意識していたので、いい準備ができていると思います。
対戦相手のヴァンラーレ八戸に対しては、しっかりと自分たちがアドバンテージを生かして、自分たちのサッカーでゴールに近づけるようにがんばります。
◇Jリーグ初采配のいわきFC戦を振り返って
まずはサポーターの熱い応援がすごくあって、あの中でできることは幸せだと感じましたし、感謝の気持ちでいっぱいでした。
コロナ禍で色々な準備をしてもらった人もいますし、がんばらなきゃいけないなと入りました。
非常にワクワクしていて、選手たちも緊張はありましたが、タフな闘いでしっかりと自分たちのやっている日々のトレーニングの成果を出せましたし、良かったと思っています。
自分もそこにいっしょにいれたことは、また次につながっていくと思います。
次がんばりたいです。
◇いわきFC戦の内容を振り返って
相手のサッカーの特徴もあって少し受け身になったところがあり、対応しきれない部分はありました。
それでもしっかり耐えることに対して集中している部分と、球際の部分では負けませんでした。
逆に相手にはコーナーキックの場面もなかったので、うちの守備がしっかりできたと満足している部分はあります。
もちろんチャンスは少なかったですけど、少ないなりに自分たちがボールを保持しながらコントロールできたので、こういうゲームができてよかったと思っています。
◇いわき戦で途中交代した星広太選手について
大丈夫ですよ。
星選手や薩川淳貴選手たちサイドバックはすごく上下動があってスプリントが多く、一番機動力のあるところなので、どうしてもタフな戦いになります。
同じポジションに守備能力の高い選手がいれば攻撃的な選手がいるので、出てきて欲しいです。
渡邉英祐選手や福田望久斗選手が途中から出場しましたが、サッカーは11人でやっているわけではないので、誰が入ってもすぐに行けるように想定していましたし、選手たちがその役割に対して責任を持って果たしてくれました。
前半に追いついて、後半に入って、ゲームをしっかりと負けずに終わらせたことは自信になったと思うので、引き続き、がんばっていいメンバーを使っていきたいです。
◇守備のトレーニングを行っていたことについて
これは毎試合変わることです。
全く同じ相手ではないので微調整のポジショニング、ラインコントロール、戻る位置を変えたりしないと、同じようなところでスキを与えてはいけません。
我々が守備の課題を消せるように、守備のところも常に早めに準備しておかないと、イエローやレッドカードをもらうことがあるかもしれませんし、けが人の状況もあるので、その意識だけはきちんと持たせておこうと考えて、トレーニングメニューに入れました。
また前線の選手がしっかりもう少し、アタッキングサードで勝負できるようなイメージ作りだけ行いました。
できるだけ自分たちが先制してゼロで終わるのがうれしいですし、それが自信につながりますし、サポーターもうれしいことなので、そういうサッカーができるように近づいていきたいと思います。
◇トレーニング中の監督が半袖だったこと
暑いですし、白じゃ恥ずかしいので黒くなりたいです(笑)。
本当はハーフパンツでやりたいくらいでしたが、それはまだ早いので、自分が半袖で気合い見せてがんばりました。
五領淳樹 選手(3月16日の共同記者会見にて)
オフ明けというところで身体を起こすトレーニングがメインで、プラスして八戸戦に向けてのビルドアップ、相手の守備がどうくるかの形を確認しながら、最後はゲームでした。
1週間の立ち上げという部分ではそれぞれコンディションを上げていくメニューだったので、いいトレーニングができたかなと思います。
次の八戸戦ですが、この間あれだけのファン、サポーターが来てくれた中で勝利を届けられませんでした。
だから次の八戸戦でしっかりと勝ち点3を見に来てくださった方、応援してくださる方に届けるのが大前提で、プラス内容もいい内容で終われるようにしたいです。
そして相手にはカヤ(昨シーズンまで所属していた萱沼優聖選手)もいるので、絶対に負けられないという想いで臨みたいと思います。
◇開幕を迎えるにあたっての気持ち
正直、開幕するまでがこれまでで一番長く感じたので、ワクワク感みたいなのがいつも以上に昂ぶっていた部分もありました。
なぜなのか…なんででしょうね(笑)。
いつもよりすごく長く感じました。
次は落ち着かせてゲームに入れるかなとは思います。
次を楽しみにしていて下さい。
◇いわきFC戦を振り返って
立ち上がりは相手にペースを握られた部分もあった中で、前半のなかばくらいからは自分たちがボールを保持する時間も増えて、ある程度サイドで崩す形もできました。
その形の中でゴールを取れなかったことは残念でしたが、立ち上がりの失点を前半のうちに返せたことはすごく大きな展開でした。
逆にあれだけ早かった失点なので、バタバタする感じにはならなかったので、落ち着いてまた絶対取り返せるというのはみんなのなかにあったので、その空気感は出ていました。
取り返せた部分は良かったですが、あそこでもう1点取りきる力が、まだこれから身につけていかないといけない部分かなと思います。
自分自身としてはミスも目立つシーンもあったので、しっかり修正して次の試合に臨みたいと思います。
◇いわき戦を受けての選手間コミュニケーション
試合が終わってすぐに出てきた言葉として、後半相手の戦いに合わせたというか、なかなか自分たちで落ち着いてボールを保持する時間が少なくなったところがありました。
外からの声も必要だとは思いますが、そこを中でプレーする自分たちでもっと声を出して自分たちのやりたいサッカーに持っていければという反省点はありました。
そこを1試合90分通して次はやれるようにと、みんなで話しました。
難しい展開の中でもそこをどう落ち着かせていくかは、話し合っていく部分と練習の中ですり合わせていく部分と、両方が必要だと思います。
今週そこはやりながらという感じです
◇FKのキッカーについて
正直キックの部分に関しては祐志くん(木村祐志選手)をリスペクトしています。
僕は左利きという理由が大きい部分があるのでいっしょにいますが・・・。
正直な話をすると木村選手にほとんど任せたい気持ちですが、でもチャンスがあれば自分も自信を持っている部分ではあるので、魅せていきたいと思っています。
◇サポーターからの「チームが変わった」という声が多かったこと
毎年どのチームの雰囲気も、明るい雰囲気はあります。
特に今年は明るい選手が入ってきましたし、大卒の選手もフレッシュで、という雰囲気のところから違うのかなと思います。
またサッカーもはっきりするところははっきりするようになっているので、みんなが理解しやすいのかなと思います。
開幕戦はうまくいかない時間もありましたが、追加点を取らせない部分、最後守り切る部分は出ていたので、次に活かせていける部分なのではないかと思います。
◇メンバーが変わった中で既存選手の気迫を感じた声が多かったこと
観ていた方にそう思っていただけたのなら一番嬉しいです。
今までいっしょにやってきた選手の想いを知っているので、その分も背負って戦っていかなければならないことは重々承知しています。
それが観ていたに伝わったのであれば良かったです。
◇八戸戦に向けて
八戸の印象と言われるとメンツが変わっているので、どういうサッカーをしてくるのか、はっきり言えないところはあります。
やはり八戸も開幕戦を落としているので、次は絶対勝ち点3を取って帰ろうという気持ちで来ると思います。
まずそこの気迫の部分で絶対に負けないように、立ち上がりから集中して入らないといけないと思っています。
木村祐志 選手(3月16日の共同記者会見にて)
開幕戦をホームでやりながら勝てなかったので、次もホームでできますし、そのアドバンテージを活かしながら、鹿児島らしいサッカーを見せながら勝てるようにしたいと思います。
◇開幕戦を振り返って
鹿児島ユナイテッドFCのユニフォームを着て、白波スタジアムで初めて試合をするということで、しかも開幕戦ということで、周りの期待もすごく感じていました。
その中で一番は勝利を求められていましたけど、結果的に引き分けてしまったのが、すごく残念です。
それでもポジティブな面もたくさんあったので、次につながる試合だったのかなと思います。
◇自身のプレーを振り返って
相手もはじめてやる相手、球際が強く、ボールを前線に蹴ってくる相手ということがあり、その中でボランチの自分や秀人(中原秀人選手)がセカンドボールを拾いながら、ボールをコントロールして、ゲーム全体をコントロールしないといけないと話をしていました。
できた部分、できなかった部分ありますが、もっと良くなるという感触は個人的にあるので、次につなげていきたいと思います。
◇自分たちのペースが握れなかった理由
けっこう後半になってオープンな展開になった時に、向こうが前線にシンプルにボールを入れてくる中で、自分たちもボール取ったあとに、前線にという場面が増えました。
そこの部分で、横の揺さぶりが1本2本あれば、もう少しゲームをコントロールできました。
そこの部分で1人1人がポジションにつく時間ができなかったので、そこらへんは次修正しながらやりたいです。
ただ相手が変わりますし、試合中にどういう現象になるのかは変わるので、ゲームを見ながらやっていかなければならないところはあります。
そこをしっかりみんなと話しながらやっていきたいと思います。
◇同点ゴールにつながるFKを振り返って
立ち上がりに失点してしまって、最初の方はバタバタしてしまったのですが、逆に早い時間だったので、個人的にはまだ時間があるという形で、すんなり入れていました。
そこのFKは日頃の練習からやっていることなので、しっかり試合に出たという感覚だったので、前半に追いつけたのはすごく良かったです。
ただ後半同じような場面があったので、そこはもっといいボールを蹴れたというのもあります。
周りと合わせてもっともっと、前節はセットプレーで取れましたが、今度は流れの中から点を取れるようにしていきたいです。
◇選手間コミュニケーションについて
前半の立ち上がりに失点してしまうのは良くはないですが、しょうがない部分もあります。
そこの気持ちの切り替えの部分はしっかり1人1人声をかけながら、キャプテンの健太(広瀬健太選手)も含めて話しました。
後半ちょっと自分たちの流れができない部分があったので、そこの修正点だったりとか1人1人声をかけながら、立ち位置だったり、攻め方守り方を話したりしました。
キャンプからずっとやってきている部分、積み重ねていく部分は変わらないですし、その部分をもっともっとゲームの結果として出せるようにやっていかないといけないと思います。
そこの切り替えの部分は1人1人の意識でまたすぐ修正できることは多いと思うので、そこらへんは自分も声を出しながらやりますし、自分が一番やるという気持ち持ちながらやっていきたいです。
◇チャンスを作るためにやりたいこと
ゴールを取るためにはゴールに向かっていくことが一番大事だと思います。
そこのゴールに一番近くにいる選手、この前で言えば光希(有田光希選手)だったり、フランク(ロメロフランク選手)、令衣(米澤令衣選手)、淳樹(五領淳樹選手)たちにもっともっと後ろの選手がシンプルに送っていくことは大事になってきます。
その次の過程としてはペナルティエリアに入ったなかのクオリティの部分が求められるのですが、ただまずもっともっとシンプルに前の選手を使っていくことは共通認識として大事になってくると思います。
◇鴨池の雰囲気について
ユナイテッドがJ2にいる時に僕は水戸の選手として時に試合をしています。(2019年11月16日のJ2第41節)
その時もすごくたくさんの方が来てくださっているチームだという印象はすごく強いです。
個人的には水戸でJ1昇格争いをしている状況で負けてしまったので、あまりいい思い出ではないのですが(笑)、これをいい思い出にできるようにしっかりやっていきたいと思います。
今はコロナでいろいろな制限がありますが、本当にそういう制限がなくなったら、たくさんのサポーターの方に来ていただきたいです。
この間もすごくいい雰囲気を作ってくださったので、そこは次勝てるようにやっていきたいと思いますし、選手のみんなも、ファンサポーターの皆さんに喜んでもらえるようにやっていきたいと思っています。
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