ホームタウン活動情報(2022/5/18更新)
リーダー研修会で講演を行いました
5月6日(金)に鹿児島県商工会連合会が主催する商工会青年部リーダー研修会が城山ホテル鹿児島で行われ、田上裕応援リーダーが講演を行いました。
田上リーダーはキャプテンや副キャプテンとしてチームを牽引する立場が多かった自身のサッカーキャリアを振り返りながら、リーダーのあり方について「自分自身まだまだま分かっていない」と認めながら、参加者とともにリーダーについての考えを深めていきました。
このような機会を作って下さった関係者の皆さま、ありがとうございました。
日吉学園で講話を行いました
5月11日(水)に、田上リーダーが日置市立日吉学園を訪問しました。
小中一貫校で中学1年生に当たる7年生約30名に向けて、田上リーダーはまったく試合に絡むことができなかった中学生時代のことをはじめとした自身の歩みをお話しました。
講話の後で設けられた質問の時間では次々と生徒たちから手が挙がり、時間を過ぎるまでお互いに熱量あふれるやり取りができました。
お招き下さった先生方、ありがとうございました。
JR九州ウォーキングin喜入(5/21)
5月21日(土)の午前の時間帯から喜入のJR中名駅から始まる「駅長おすすめJR九州ウォーキング」が行われます。
このウォーキングイベントでは中名駅にはじまり、ENEOS喜入基地、道の駅喜入、ナンワエナジーユニータ、香梅ケ渕、南方神社と喜入の名所をまわり、JR喜入駅までを歩きます。
当日は田上リーダーも参加予定です。
本イベントは申込不要ですので、ぜひ喜入の魅力をご堪能下さい。
スタート受付/5月21日(土)8:30~11:00
ゴール受付/15:00まで
コース距離/約8km
所要時間/約2時間30分
問い合わせ/鹿児島中央駅 電話099-254-3404
特別コラム:田上裕in奄美レポート
4月23日8:40、田上裕応援リーダーを乗せたJAC、日本エアコミューターの飛行機が奄美大島空港に降り立ちました。
クラブのアカデミーパートナーであるJACは、コロナ禍で最近は行えていませんが、鹿児島ユナイテッドFCが離島で行うサッカー教室をバックアップしてくださっています。
その縁がはじまったのは2015年、当時日本フットボールリーグに所属していたユナイテッドが、今に至るまで唯一となる離島での全国リーグ公式戦となるSP京都FC戦を奄美で開催したことがきっかけでした。
奇しくも朝、空港まで田上リーダーのお迎えにいらした奄美大島サッカー協会のAさんが向かったのは、その試合会場でもあった奄美市名瀬運動公園。
陸上競技場に隣接する土のグラウンドで、奄美で2校しかない奄美高校と大島高校のサッカー部が練習試合を行っていました。
そのうちの片方の指導者は田上リーダーがユナイテッドの前身FC KAGOSHIMAを立ち上げた1年目に鹿児島県1部リーグで対戦した元選手です。
FC KAGOSHIMA発足当時の2010年頃、同じようにJリーグをめざすヴォルカ鹿児島が先行していたため「なぜ2つ目のクラブを作るのか?」と批判されることの多かった中、社会人サッカーの選手たちはそんな事情は関係なく「サッカー選手対サッカー選手」の付き合いをしてくれて、励ましてくれていたと感謝していました。
試合を見ながらAさんは、この2校サッカー部が奄美大島の社会人リーグにも参加して、大人との試合経験を積んでいることを教えてくれました。
奄美では大人が力を合わせて次世代の育成に心を配っています。
少し移動したところにある陸上競技場では陸上の練習が行われていて、田上リーダーは山を目の前にしたロケーションで7年前のことを懐かしく振り返っていました。
JFLからJ3に入会するには、競技成績だけでは足りず、財政基盤を整えること、そして1試合平均来場者が2,000名を超え、かつ3,000名を目指して努力していることが条件でした。
2015シーズンはホームゲーム15試合だったので30,000人以上。
興行としてのプロスポーツとしては大切な集客というテーマに、クラブ職員だけでなくスタッフも選手も、今はフロントスタッフで活躍する冨成慎司”選手”も「次の試合、どのくらい入りそうなの?」と気にかけ、行政もスポンサーもメディアも、そしてファンサポーターも一体となって取り組みました。
そのシーズン通算30,000人に到達したのが、鹿児島県立鴨池陸上競技場(白波スタジアム)での最終戦を前にした、この奄美でのSP京都FC戦でした。
シーズン最多となる3,075名。
チーム活動休止が発表されたばかりのSP京都FCに1-3で敗戦したけれど、島の子どもからお年寄りまでが「本物のプロ」に触れた1日。
さらに翌年には対戦相手から麻生瞬さん、山岡哲也さん、そしてJ1まで駆け上がっていった藤本憲明選手が移籍してきて…そもそも試合前に鹿児島のサポーターが「JFLの誇りSP京都FCを忘れない」の弾幕を掲げて京都の選手が感激したり…と、話題は尽きません。
思い出の場所をあとにして、中学生のサッカー教室と対決企画、さらに保護者に向けた質問タイムなど盛りだくさんの内容でお届けした後は、奄美市街地からのYouTubeライブ配信で初日は締めくくり。
翌朝は今回のそもそもの目的である「MBCラジオ第15回KFAストリートサッカー大会in奄美」がビッグツー奄美店の芝生広場で開催されました。
島の子どもたちの全力プレーに見入ってしまった田上リーダーは表彰式のプレゼンターを務めたり、YouTube番組の撮影をする合間、子どもたちとボールを蹴り始めました。
雨や落雷の影響で大会スケジュールが押してしまい、予定していた大会後のサッカー教室が難しいと判断した田上リーダー。
彼は目の前の子どもたち1人1人に何か心に残したいと、空いたスペースを使って子どもたちとボールを蹴り、プロの技術を存分に披露します。
子どもたちは本気でボールを奪いに行き、田上リーダーは瞬時にかわす。
子どもたちはさらに夢中になってボールを追いかける。
田上リーダーはいつも、明日の世界の主役である子どもたちを大切にしています。
相手にできるのはわずかな人数かもしれないけれど、限られた時間かもしれないけれど、子どもたちと本気の大人の笑顔で向き合っている光景には、そんな光景にこそ、Jリーグが掲げ続けてきた地域密着のあるべき姿が映し出されているように見えました。