【フューチャーズ】全日本知的障がい者サッカー選手権(3/16-17)
鹿児島ユナイテッドFCの知的障がい者サッカーチーム「フューチャーズ」が九州代表として出場した「第21回全日本知的障害者サッカー選手権大会’24 チャンピオンシップ」が行われました。
予選リーグ第1試合
日時/3月16日(土)15:30
対戦相手/静岡県選抜
場所/岐阜メモリアルセンター補助競技場
スコア/◯4(2-0)(2-1)1
得点者/梛木、折田、福原、下鶴掛夢
予選リーグ第2試合
日時/3月16日(土)17:30
対戦相手/栃木県選抜
場所/岐阜メモリアルセンター補助競技場
スコア/◯3(1-1)(2-1)2
得点者/下鶴掛夢、梛木、折田
この予選リーグ1位で決勝戦進出を決めました。
決勝戦
日時/3月17日(日)11:00
対戦相手/大阪府選抜
場所/岐阜メモリアルセンター長良川競技場
スコア/◯8(3-0)(5-0)0
得点者/折田4得点、下鶴掛夢3得点、坂本
この結果フューチャーズが優勝、日本一のタイトルを獲得しました。
泉谷光紀 監督コメント
「全国大会初優勝」で今年度を締めくくることができました。
また、第21回目の大会にして初めて九州代表チームが優勝しました。
新たな歴史に名を刻むこともできて良かったです。
昨年度も九州代表として参加させていただいた大会でした(昨年度は3位)。
レギュレーショ ンは、初日の予選リーグは60分ゲームで、2グループ総当たりのリーグ戦、2日目は各グループの同順位同士で、80分ゲームでの順位決定戦を行いました。
ゲームに関しては「全員攻撃・全員守備」をゲームコンセプトとしました。
攻撃では
①パス&コントロール&サポートの質(事前に観る、観ておく)
②四隅(GK がいない ところ)に強いシュート
をコンセプトとしました。
攻撃の優先順位を意識しながらサイドからの 仕掛けができたことも多く、同サイドの選手のボール状況に応じた良いサポートからクロスを上げ、シュートまで持ち込む場面も作ることができました。
その反面、奪った直後のパスやラストパ ス、フィニッシュの精度に欠ける場面も多く、「決定力」に課題が残りました。
守備では
①チャレンジ&カバー&スライド(ボールの移動中に良いポジションをとる)
②ラインコントロール(GK を含めた4ラインをコンパクトに)
③ボールを失った瞬間(攻撃から守備)の素早い切り替え
をコンセプトとしました。
選手同士で声を掛け合い、自分たちの判断でファーストフェンダーを素早く決定したり、マークの受け渡しの声掛けをしたりする場面がありました。
しかしながら、相手のゴールキックやロングボールに対して、ファーストディフェンダーが重なってしまったり、ボールとマークの同一視ができていなかったりする場面も多かったです。
また、ボールの移動中のスライ ド(横ズレ、縦ズレ)が遅かったり、できていなかったりすることもありました。
本大会を通しての一番の収穫は、最後の最後まで諦めずに闘い抜くことができたことです。
特に予選リーグ2試合目の栃木県選抜戦に関しては、前半で先制点を奪ったものの前半終了間際で追いつかれ、後半残り8分を切ったところで逆転を許しました。
しかし、選手・スタッフ共に諦めることなく、最後の最後まで粘り強く攻め続け、後半残り2分に同点、アディショナルタイムに逆転す ることができました。
最後の最後まで諦めずに、必死に闘い続けてくれました。
そして、昨年度(2022年度)の全国障害者スポーツ大会にて栃木県選抜さん、静岡県選抜さんには敗戦を喫していましたので、今回両チームに勝利できたことが1年間の地道な取組の成果となり、選手の自信にもつながりました。
最後に、一年を通して、知的障がい者のチーム以外にも、社会人や高校生、鹿児島ユナイテッドFC U-15、女子サッカーチーム等とゲームをさせていただいたことや、各方面から様々なご協力・ご支援をしていただいたことが今回の結果につながったと感じています。
ありがとうございました。
また、選手の保護者を含めました学校や職場等で常日頃からご支援・ご協力をしてくださっています全ての方々の支えがあってこその優勝です。
心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。
来年度の全国障害者スポーツ大会(佐賀大会)で「優勝」という目標に向かって、 更にチーム一丸となって取り組んでいきます。
これからもフューチャーズを、どうぞよろしくお願いいたします。