2021明治安田生命J3リーグ第3節 監督コメント
アーサー パパス 監督コメント
今日はたくさんのチャンスを作って2点を先制した中で、もっと得点を取れる気もしましたが、それでもペナルティキックを得た場面や背後のスペースに抜けてチャンスを作ることができて、選手たちのおかげでこういうサッカーができました。
また点差に左右されることなく、自分たちのサッカーを90分突き詰められたことは良いことだと思います。
福島ユナイテッドFCが自分たちのサッカーを難しくするシーンもありましたが、その中で選手たちが自信を持って自分たちのサッカーをしてくれました。
またサポーターにも後押しをしていただきましたが、勝利はそのおかげでもあると感じています。
◇ホームでの初勝利について
本当にとてもいい気持ちです。
チーム始動初日からハードワークしてきた中で開幕戦は2点差をひっくり返されました。
選手たちはメンタル的に厳しいところでもハードワークを続けてきましたし、フィットネスと団結力で高いものを持っている結果、このような勝ちにつながったことをポジティブなことだと感じています。
これからどんどん勝点を積み重ねられたと思います。
◇福島戦のプランについて
自分たちのサッカーはどの試合でも大きく変わることなく、自分たちのサッカーを突き詰めていく形になります。
自分たちが相手のことを心配するというより、相手がこちらのことを心配するように臨んでいますし、自分たちのサッカーを突き詰めようと考えています。
選手たちは勇気、自信を持っていますし、私も自分たちのサッカーが通用すると彼らに投げかけて試合に臨みました。
GKの大西勝俉選手や最終ラインの選手たちがハードワークしてくれたおかげで無失点にもつながり、自分たちのサッカーを突き詰められたかなと思います。
◇福島のプレスへの対応について
前半そのプレスに苦戦したところもありますが、深く守られるのではなく、プレスをかけてくると、逆に使えるスペースがあります。
最初の得点のところでもハーフラインで、こちらのFW3人に対してDF3人のマンツーマンでついてきて、そこのスペースを突きました。
常にどこにスペースがあるのか、どのスペースを有効に使うかを考えています。
自分たちのチャンスを作れたシーンは、福島のプレスをかけてきたところに空いたスペースを見つけたところを使っていきました。
リスクとのバランスはありますが、そのリスクをとって攻撃的に行きたいと思っています。
福島は前からプレスをかけてくるので、マンツーマンであれば米澤令衣、萱沼優聖、野嶽惇也の質を持った3人がいるので、後方からのロングパスのようなオプションもあるということは伝えています。
◇初スタメンの牛之濵拓選手と酒本憲幸選手について
常に言い続けていることはこの2人だけでなく、全員が自分の中で大事ですし、11人で攻撃、11人で守備することを掲げています。
この2人は今日ハードワークして、様々な質をチームに与えてくれました。
今日の試合に誰がベストかを考えて11人を選んでいますが、この2人はその力を出し切ってくれました。
◇この2週間の過ごし方と次節のY.S.C.C.横浜戦に向けて
次節までの2週間はリカバリーを優先しつつ、そのなかでもトレーニングで自分たちを突き詰めることに使うことを考えています。
もし負けても勝っても同じ選手を使うとかは考えていません。
1人1人を信頼しているので、全員が2週間全力で練習している中でベストの11人を選びます。
Y.S.C.C.横浜も熊本と引き分けて、スタッフも優秀なチームですので油断せずに戦っていきます。