2022明治安田生命J3リーグ第15節監督・選手コメント
大嶽直人 監督コメント
まずアウェイの北九州まで駆けつけてくれたサポーターに感謝したいですし、熱いエールが選手に伝わりました。
相手側の北九州のサポーターにもお伝えしたいのですが、自分はここで3年間やってこれたところもありがたいですし、その応援が自分にも伝わりました。
ここで育ったことが今に活きていると思いますし、北九州のサポーターにも感謝しています。
試合内容としては、アウェイの苦しい展開の中で選手たちが下を向かず、戦う姿勢と後半に入って立ち向かう姿勢をもう一度取り戻したところが、ひとつのポイントになりました。
後半の入り、しっかりと自分たちがやろうとすることを意識して、ゴールに果敢に行ったことが結果につながりました。
球際のところも後半スピードが上がってきて、そこの強度が少し相手を上回って、セカンドボールもマイボールになったことが後半の結果につながったと思います。
非常に選手たちのハードワークと最後を守り切る力がついてきたと思いますし、少し苦しいところもありましたが、最後のディフェンスのところと前線のところでハードワークしたことが大きかったです。
そこに対して、選手に感謝したいです。
4分間での逆転と集中力について
サポーターの応援と選手のエネルギーが出ました。
前節で立ち上がりにやられているところもあって、そこも選手は意識した中で、1点取ったら自分たちが行けるという自信がその4分間の劇的な事になったと思います。
前節の課題を修正した選手を褒めたいですし、そこに対してのこの一週間の準備は素晴らしかったです。
2トップに入った山本駿亮選手について
彼は常に結果を出してくれていると、自分はそう思いますが、チームとしての評価も高いです。
流れの中で状況を変えられる選手はなかなかいませんが、今日もアシストして、チームのために結果を出してくれる素晴らしい選手です。
ボールがないところでもハードワークのレベルが高いので、評価したいです。
他にも途中出場した選手たちが入ってからの集中力があり、ピッチにいる残りの選手たちにパワーと勇気をチームに与えてくれました。
相手の攻撃への対応
我々の高いサイドバックのところの裏を狙ってくること、そこのズレやポケットを狙ってくるところは想定していました。
もちろん想定していても、全部が全部抑えられるわけではないので、そこをケアしながら後半に修正できたことと、逆にこちらがボールを保持できたことで優位になれました。
ボールを失うことも前半より少なくなって、そのミスを軽減できたことが後半の2点につながったと思います。
前半で出た課題
ちょっと前半は躊躇したところがあったので、そこで思い切って、もう一歩、もう1メートル行きたかったのですが、先に数的優位を作られた部分で、後重心になりました。
ただそこでも最後の最後まで耐えていたし、集中していました。
ちょっとしたセカンドボールの差が、前半は後重心になってしまったところが大きかったです。
今日の勝利が持つ意味
毎試合同じような結果が出るわけではないですし、J3という厳しいリーグで勝たなければなりません。
どんな試合でも自分たちのサッカーができるように努力しているだけです。
試合はその日その日で変わり、色々な事があるので、その準備と対応能力をつけていくことが大事です。
そこに対して90分間の集中力と、諦めなかった姿勢が一番大事です。
連敗しなかったこと
大きいですし、始まる前にもこのアウェイで負けずにホームに帰ろうと、サポーターの熱い応援を受けて勝ち点3を持ち帰ろうと思っていました。
そこに対して選手たちがやってくれたことがありがたいです。
次節に向けて
またしっかりと今日、反省するところをしっかりと修正して受け止めて、またいい準備して、いいパフォーマンスができるようにしていきたいです。
有田光希 選手コメント
本当にタフなゲーム、難しい展開で、前半からお互いが特徴を出せませんでした。
むしろ相手の方が多く特徴を出した前半でしたし、相手の勢いに乗る時間に点を取られました。
ただ前半の途中からチーム内で修正できて、失点した直後にハーフタイムになったので切り替えて、後半チームが立ち上がりから前に行く姿勢を示せました。
後半修正したところ
そんなにやることは変えていないのですが、強いて言えば相手の強度が落ちたところがあったので、後ろでボールをキープしたり、中盤で刺すようなパスを出せるようになりました。
またメンバーを交代してドリブルで運べる選手が増えたので、うまくアクセントをつけられて、自分たちの攻撃の時間帯を増やすことができました。
得点の場面を振り返って
開幕戦のゴールの時と似ていたのですが、相手がゾーンディフェンスなので、ボールがドロップする場所、そこに入る人数、いる場所は練習でもやっていましたし、ミーティングでも共有できていました。
チームの形として狙っていて、決めたのは自分ですが、チームとして準備していたことが出せたことは良かったです。
今日の逆転勝利の意味
前節の負けがあった中で昇格するチームは連敗しないと思うし、難しいゲームも勝ちきれるチームが上位に行けると思います。
またこういう難しい試合でセットプレーは重要になりますし、1点目も山本選手がアシストしていますし、チーム全体としての力もついてきています。
さらにチーム全体の力を上げながら、自分たちの理想とするサッカーを長い時間できるようにしたいです。
応援にきてくれた鹿児島サポーターについて
試合前からサポーターの人たちがたくさん来ていて、気持ちが入りました。
いい気分で帰って欲しいと思っていて、後半決めたらああいう雰囲気になるとイメージしていたのですが、イメージ通りになって、みんなが喜ぶのが見れて良かったです。
山本駿亮 選手コメント
負けていたので点を取りに行くしかなく、鹿児島からサポーターが来ていて、山口から家族も来ていたので、気合いが入ったプレーをしようと入りました。
有田選手との2トップを組んだことについて
アリさん(有田光希選手)は真ん中にいて、自分は自由に動くように言われていました。
守備でなるべくアリさんに負担をかけたくなかったですし、真ん中のアリさんを起点にプレーしようとしました。
同点の前のシュートの場面について
前半から見ていて、シュートシーンが少ないと思っていて、あのシーンではもう本当に自分がしかけるなかでゴールのコースが見えたので、あのシーンでは自分が打つことを考えていました。
センターバックが割れることは分析していて、狙っていました。
ただあのシーンではセンターバックが釣り出されなかったので、自分が仕掛けてゴールを狙っていこうというのが入らなかったですが、流れを掴むきっかけにはなったと思います。
同点の場面でパスを選んだ理由
まず1点を取ることが大事で、僕が打つよりもレイさん(米澤令衣選手)のほうが絶対に確率が高いと思っていて、冷静にパスを出すことができました。
途中出場から結果を出したことについて
ここ数試合流れよく試合に入れず、負ける試合もありました。
交代選手がベンチでそういうことを感じていて、今日は絶対にみんなでやってやろうと話をしていました。
ホーム福島戦に向けて
サポーターの方も期待してくれているので、その期待に応えられるようにしたいです。
次の連勝に向けて、今チームもいい方向に向かっていますし、また続けていきたいです。