2022明治安田生命J3リーグ第24節監督・選手コメント
大嶽直人 監督コメント
まず熱いサポーターの皆さんが来てくれてありがとうございます。
その熱い声援が、最後まで自分たちのサッカーを後押ししてくれました。
自分たちもなかなか簡単なゲームはないと感じていますし、勝っていかないといけない見えないプレッシャーもありますが、粘り強く体を張って最後を耐えたことは自信になると思います。
そこは選手は最後まで高い集中力を持って、特に守備の面では代わった選手もそうですし、粘ること、身体を張る、捨て身になってやるというところをチームとして出せました。
これからも簡単なゲームはないので、サッカーに対するベースを高めて、次のゲームに向けて準備していきたいです。
最後まで選手たちは走って、サポートして、ゴールを守って、みんなでチームのためにという想いを感じました。
皆さん、サポーターと一緒に次もホームゲームでもがんばっていきたいと思います。
良かったところと課題
攻撃のところで良かったのは一番前のところが点を取ってくれたのと、しっかりクロスに入るところはできたと思います。
そこから自分たちのリズムが崩れたときにどういう修正をするのか、後半はしっかりと見ながらできたと思いますが、相手の圧力に負けてしまうことがあります。
ホームなので自分たちに自信をもって、圧が来てもやれるという強い気持ちを持てばいいのですが、どこかでその歯車が合わないところがあります。
それでも、そこを耐えているところはチームとして強いなと思います。
守備をしっかりしている分だけ、その時間帯で逆転できました。
そこは良かったです。
ただ守備のところはもう一度しっかり修正しなければならないところは多かったと思います。
まず相手はそのサイドバックとかボランチが上がっているところの脇を、ショートカウンターで狙う、それは我々に対して行っていました。
それでやられることはありますが一失点で抑えたところ、それでペースをつかんだところもあります。
私たちも相手のワイドの弱点をついて右から攻めましたし、3バックが止まっているところを狙って有田がいいところに入りましたし、逆サイドの選手も入ってきました。
そこのところは、私たちもウィークを突けました。
ただそれを90分間私たちは続けなければなりません。
またそういうリスク管理で対応しなければならないし、その前の切り替えを早くしなければらないです。
ミドルシュートに対しても後重心ではなく、ボールへの圧をかけられれば良かったとは思います。
ただそれも流れの中で、なかなかそう急にはできないところもあります。
そこを耐えて3点目を同点にさせなかったことは意義のあるポイントだと思います。
流れでいうと、今回はしっかりと断ち切って我々の方に運もありましたし、そこには選手の思いとサポーターの思いがあったこそだと思います。
3得点の有田選手について
彼はストライカーだと思いますし、ゴールへの嗅覚を持っています。
そこにいれることが大事で、合わすのではなくいれることが大事で、そこの質をあげなければなりません。
右だけではなく左も中央もあると思うので、もっと貪欲にやっていかなければなりません。
有田選手がチームを救ってくれたことは大きいと思います。
ただその前のことも、みんなのワンプレーワンプレーがあって、そこにつなげられました。
うまく3バックの隙を突いてスポットに入っていくことができたことに、いい印象を持っていますので、これを続けていければと思います。
木出選手と五領選手の左右の入れ替えについて
相手も自分たちのワイドへの対策をしてくるので、1対1の勝負でどちらが優位かを自分たちは見ていました。
最初はなかなか行けなかったのですが、逆にしたことで自分たちの攻撃の起点ができました。
逆に相手も右と左を変えてきたのですが、自分たちが先手を取れた部分があります。
ポジションの入れ替えはチームの判断もありますし、もちろん選手の判断もありますのですが、それをうまく使えました。
そこからいいカットインやバリエーションが増えたと思っています。
入った選手が判断でどういうふうに攻めるかを考えて、1点目の同点に追いついた形になります。
ギラヴァンツ北九州戦に向けて
今度は先に先制点が取れるように入っていきたいのと、もう一回しっかり強いメンタリティーを持って入りたいです。
今後の戦い方について
(相手に合わせるより自分たちの良さを)積み上げていきたいです
コロナなどがあるなかで、ベストを組むのはどこのチームも難しいと思います。
その中で相手のことより、自分たちのベストの11人でゲームをしたほうが、より自分たちのサッカーが強くなると思います。
また観ているサポーターの方も、そういうのを観たて来ていると思いますので、もちろん対策も練りますが、まずは自分たちがゲームを入れるコンディションとパフォーマンスを作らないとその先はありません。
試合の入りのエネルギーについて
ちょっと一瞬のスキがありましたが、その後は1点取られたことで気を引き締めて、その後のプレーにはエネルギーがあったと思います
ここに来てくれるサポーターの声援が、選手の足を動かしてくれました。
それを今度我々が感じて、もっと出さなければならないと痛感しましたので、次のホームゲームではそれをお見せしたいです。
有田光希 選手コメント
1点目は当たって入ったのでラッキーでした。
2点目と3点目は自分が決めるべきところだという意識は持っていたので、結果としてゴールになって良かったです。
ゴールでの「3」のパフォーマンスについて
ウェズレイに子どもが生まれたのに(出産祝の)ゆりかごダンスもできていませんでした。
遅くなってごめんとウェズレイに伝えました。
プロで初めてのハットトリックについて
二桁ゴールに行ったのも10年ぶりでここまで全試合出られていることも、スタートから出ることもあまりなかったですし、あと30歳を超えてもこうやってやれることは鹿児島に来て感じています。
鹿児島に来て本当に後押しされていると、試合の時も普段の生活の時でも感じています。
そういったことがパワーになっています。
ゴールを取ることについて
やりたいことというのは毎試合変わりませんが、相手ありきなので、僕自身個人的なメンタルとして取れるときに取るという感じです。
ただ、それまでに守備陣もがんばってくれています。
前節も苦しい展開を全員で集中して、最後1点取って勝てました。
強いチーム、上に行くチームはああいう勝ち方ができます。
今日みたいに相手に取られてもそれ以上に取れば、負けないということをできると思います。
本当は失点しないことが一番ですが、取られたらそれ以上に取るということはFWで出ている以上、強く思っています。
得点が勝利に結びつくことについて
チームとして反省するのは立ち上がりのところで最近続いているので、自分たちで気をつけようと声をかけて試合に臨んでいます。
それでも相手の方が上回ることがありますし、思っている以上に自分たちが準備できていないこともあるので、全員で、誰が出てもできるように練習のうちから言わないといけないです。
また試合の中で切り替え、取り返すことが今治戦はそれが足りずに相手の方が上でしたが、点を取れている分集中して守ることからやっていて、今後も1点が大事になってくるのでそこを意識していきたいです。
ゴールのために意識していること
客観的に自分を評価して、特別足が早いとか背が高いとかそういうプレーヤーではありません。
ただどのプレーも平均以上にしたいと思っていて、そういう平均的なプレーヤーでできることとして、ゴールできるところにいる、シュートパターンを増やす、とっさのボールに合わせることをイメージして試合に出ています。
得点ランキング首位であることについて
最初は二桁と言ってきて、10年間取れていなくて自分に発破をかけるというか、ここで取れなければ終わりだと考えていました。
その中でコンスタントに試合に出て取れていることは自信になるし、させてもらっていると気持ちは常に思っています。
期待に応えたいのもあるし、ここまでゴールが取れるチャンスがある限り、取りに行きたいです。
それを取ることでチームの結果につながればいいですし、ユナイテッドをもっと認知してもらって応援してもらえるように、たくさんゴールを取りたいです。
これからの戦いに向けて
ここまで理想通りの試合が何試合やれたかと言えば、少ないと思います。
そのなかでも苦しい試合でもチーム全員で勝利に向かってということができています。
残り少なくなりましたが、そこはブレずに変えずにやっていきます。
残り半分くらいがホームなので、そこの試合は落としたくないですし、その勢いでアウェイも勝ちたいと思います。
五領淳樹 選手コメント
前半の1分ほどで失点してしまって自分たちで試合を難しくしました。
しかし今の時期は勝つことが全てだと思うので、結果的に勝って終われたので良かったと思います。
同点ゴールにつながる動きについて
正直上手く行っていない時間帯でも、自分たちの時間帯が来ると思いながらやっています。
自分が流れを変えられればいいとは思いながらプレーしていましたが、結果的に自分のシュートが(有田)光希にあたって、それが逆転のきっかけになれたのは良かったと思います。
自分たちのプレーへの自信について
自分が言うのもなんですけど、やっぱり正直今の攻撃陣はJ3のなかでもトップクラスだと思います。
本当にそれくらいのメンバーがそろっていて、良いボールが入れば収まる選手がいて、自分たちの時間帯ができてくると思っていたので、なにかきっかけ一つで変わると毎試合思っています。
同時に相手の時間帯を減らしていくことが必要なので、そこが修正点です。
木出選手との左右の入れ替えについて
正直左より右のほうがやりやすさがあります。
でもチームの状況もあるので、もう少し左で違いを見せられればと思いましたが、右に移ってから同点ゴールのきっかけになれたので、また左でやる機会があれば結果を残したいです。
同点ゴールを振り返って
1人目をかわした段階でシュートと思ったのですが、もう1人が食いつくかなと思っていて、自分の中で冷静になれたのは良かったです。
次は自分のゴールで勝たせられるようにがんばります。
結果的に(有田)光希が自身初のハットトリックを取れたので、そこに関われたので良かったと思います。
今後に向けて
ここからは勝つことが全てなので、内容の修正は必要ですけど、しっかり勝ちながら修正できるように、また次の試合をホームでできるのでサポーターに勝ちを届けられるように頑張りたいです。