2023明治安田生命J3リーグ第5節監督・選手コメント
大嶽直人 監督コメント
まず遠くまでかけつけてくれたサポーターの皆さま、ありがとうございます。
その声援に応えられない結果になったのは私の責任です。
選手たちは最後まで諦めず1点でも多く取りにいく姿勢を見せたのはすばらしいと思いますし、最後まで集中を切らせませんでした。
ただほんのちょっとの大胆さ、勇敢さがなかったと思います。
そこでしっかりと自分たちが押し切れれば負けない試合ができたと思いますが、ただ相手の方が上回っていた部分で、受け身になった部分が大きいと思います。
しっかりとこれを受け止めて、次の試合にいいパフォーマンスが出るように準備していきます。
大胆さや勇敢さが足りなかった場面について
ひとつはフィニッシュの場面です。
仕留めるところでやりきれなかったところで、相手のカウンターで裏返ってしまうところが大きかったです。
アタッキングサードまで入ってもそこから追い越す動き、ワンダイレクトプレーで入っていく動きがもう少しあれば、少し変わったのかと思います。
そこで相手の方が上回っていました。
相手の前での動きでは怖くないので相手の裏にどういくか、その勝負どころが甘かったと思います。
前半優勢な展開でゴールを奪えなかったこと
その最後の質、精度のところでどうしてもシュートを打てず、そういう意識の強さが足りなかったですし、1点でも主導権を握っている時に取れていればこういう結果にならなかったと思います。
それを受け止めて、また鹿児島のサッカーができるようにがんばります。
後半から有田光希選手と千布一輝選手を投入した意図
ビハインドもありましたし、もう一度スイッチを入れ替えて主導権を握ろうとしました。
開幕から5試合失点していることについて
無失点は自分も望んでいますが、強いメンタリティーを持って球際、最後まで諦めずにやるところを選手たちとハードなトレーニングをしていければと思います。
薩川 淳貴 選手コメント
負けという事実は受け止めなければなりません。
まだ始まったばかりなので修正して、原点に立ち返って、来週から良い準備をしていきたいです。
敗因について
後ろのビルドアップというよりは最後の1/3での攻撃、ランニングが足りませんでした。
もっと積極的に強引にシュートを打ったり、ポケットに入り込んでいくことが足りなかったと思います。
相手も対策をしているのは感じましたし、僕のサイドでは守備を固めに来ていたのもありますが、それ以上に自分たちの相手ゴールに向かっていくサッカーができませんでした。
相手の先制点が入るまでの展開について
入りは悪くなかったと思いますし、しっかりとゴールに向かいながら主導権を握れていたと思います。
攻めている時のリスク管理やスキで失点したと思います。
あの攻めている時間で先制点を取りたかったですし、先制点を取れればもっとゲーム展開が変わったと思います。
先制点を取らせないこと、取ることをもっと試合で実践しなければいけません。
薩川選手が多くシュートしていたことについて
もちろん気持ちが入っていたのはありますし、もっと強引にシュートを打てばいいのにとは前半から感じていたのでそこは後ろとか関係なく狙っていきました。
5試合連続の失点について
もちろんDF陣がゼロで押さえれば負けることはないので、しっかりコミュニケーションをとって無失点にこだわっていきたいです。
試合後のサポーターからの言葉について
がんばれと聞こえました。
1人1人の思い、応援を感じました。
これから鹿児島で結果を出して恩返ししていきたいです。
鈴木 翔大 選手コメント
立ち上がりいい形で入れましたが、讃岐の一発すごいシュートで先制されました。
そこで自分も含めて声を出して、盛り返す雰囲気を作れなかったことが反省点です。
サッカーは何が起こるかわからないので、あのひとつで持っていかれて勝ち点を取れない試合をするのはもったいないです。
中でやっていて感じましたが、誰がとかではなく自分が雰囲気を変える声を出さなければなりません。
11人全員がその意識を持たなければなりません。
前半チャンスを作っていたこと
最後はやっぱりきれいに入る点ばかりではないので、最後ギリギリのところに突っ込む、自分たちのボールにするところから得点は生まれます。
もっと全員が前での積極性、意識を持たないと、ゴールは生まれません。
前に意識が生まれるからこそ、おのずとエネルギーが出てくるものなので、もっと意識して変えていきたいです。
丁寧につなぐ部分も大事ですが、最後相手のゴールに向かっていくプレーがないと相手も怖くないので、相手の怖いところに入っていく必要性を感じました。
後半ワントップからサイドに変わって意識したこと
点を取ることは意識して入りましたし、逆サイドからのクロスにも入ってほしいと言われていました。
そこは自分の長所なので、そこで結果を残したかったです。
それをやり続けないと得点は生まれないので、取れていても取れなくてもその動きは続けていきたいです。
5試合でまだ自身のゴールがないことについて
僕自身サッカーをやってきて、入る時はどんなシュートでも入りますし、入らない時はどれだけ打ってもなかなか入りません。
そこに一喜一憂せずに、入るまでやっていることを信じてやり続けることしかありません。
日々練習の中から決める意識を持って、やっていることを継続していきたいです。
サポーターの声に感じたこと
自分たちが一番不甲斐なさを感じています。
1人1人が、チームの問題や個人の問題とか関係なく、どれだけ球際や五分五分のボールに対して自分のボールにできるのかの意識をもっと持たなければなりません。
昨年の順位だけで決まるのがサッカーではないし、横綱相撲できるチームでもありません。
目の前の1試合1試合を死にものぐるいでやって、ようやく勝ちを拾えるか拾えないかという試合が続くので、危機感をもって試合に臨んでいきたいです。