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【特集】KIRIKO DIAMOND 座談会

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頌峰(ガラス作家) × 白瀬隆之・山口晃(KUFC design plus.) × 田上裕(応援リーダー)



2021シーズンのユニフォームモデル「KIRIKO DIAMOND
鹿児島ユナイテッドFCが参画する新事業「ANGUA(アングア)」にとっても第一号となるこのユニフォームは、発表後に大きな話題を呼んだ。

今回、薩摩切子を実際に手がけるガラス作家・頌峰氏と、ユニフォームのデザインを担当した白瀬氏・山口氏、そして応援リーダー・田上裕の座談会が実現。これを読めば、「KIRIKO DIAMOND」のユニフォームをさらに楽しめること間違いなし!

※ 本座談会は、2021年3月28日のホームゲームイベントとして実施を予定していたものです。
※ 当日は悪天候により中止となったため、スペシャルWEB企画として公開させていただきます。



PROFILE

頌峰(しょうほう)

鹿児島県出身。 ガラス作家。
2018年 かぎん文化財団賞 受賞
2020年 日本・フランス現代美術世界展 出品
フランス画壇 国際美術展覧 「サロン・ドトーヌ展」 入選。


山口晃(やまぐちあきら)

鹿児島県出身。KUFC design plus.アートディレクター。
普段はフリーランスのアートディレクターとして、WEBサイトや広告におけるビジュアル等を制作。


白瀬隆之(しらせたかゆき)

鹿児島県出身。KUFC design plus.クリエーティブディレクター。
鹿児島の広告代理店に勤務。
数々の広告の企画・制作のディレクションを担当。


田上裕(たのうえゆたか)

鹿児島ユナイテッドFC応援リーダー。選手として鹿児島ユナイテッドFCの初代キャプテンを務め、2019シーズンをもって現役引退。


インタビュアー:新坂恵梨



― 3月28日のホームゲーム会場には、頌峰さんに薩摩切子の実物を持っていただきました。


頌峰
皆さんに触ってもらって、重さとか、ごつごつ感とか、あと「KIRIKO DIAMOND」の柄を頭の中にインスピレーションしながら見ていただいて、試合も観戦してもらえたらと思います。

田上
なかなか触れる機会ってないですからね。ちょっと気になるところがあって・・・今日スタジアムにおいてある薩摩切子で、おいくらぐらいですか?(笑)

頌峰
一番手ごろなものであれば3万5千円。高いものとなると、10万をちょっと超えるくらいです。雨が降っていたので比較的安価な物を持ってきたのですが、本当はもうちょっと大きなものを持ってこようと思っていました。今日は皆さんが、手で触れられるものをと思って。

田上
ありがとうございます。
光の当たり方によっても輝き方が変わりますよね?
実際に目で見て、触れるものは触って、この機会に体験してほしいですね。

頌峰
そうですね。先ほども薩摩切子を見ながら「あ~、すごい」って言いながら、思いに浸っている男性の方がいらっしゃいましたけどね。「(頌峰氏の)アトリエの近くに住んでたんです!」とおっしゃって、感動しながらご覧になっているお客様がいらっしゃいました。本当に嬉しいですね。



― 白瀬さんと山口さんは、KUFC design plus. のメンバーということですが、まずはKUFC design plus. がどのような活動されているのか教えていただいてもよろしいですか?


白瀬
KUFC design plus.では、「鹿児島ユナイテッドFCを生活シーンの中に、デザインで落とし込む」ということを基本コンセプトとして、2020シーズンから活動させていただいています。

山口
僕は普段はフリーランスのアートディレクターという形で、デザインとか、ウェブサイトとか、いろんなもののビジュアルを作るっていうことをメインにやらせてもらっていて、KUFC design plus.でもアートディレクターとして関わらせていただいています。僕たち2人と、今日はちょっといないんですが、深尾礼武、福山志織という者を含めて、主に4人がプロジェクトを担当しています。
ただ4人だけではなく、いろんなところで活躍されているイラストレーターさんだったり、デザイナーさんだったり、様々な方の力も借りつつ、鹿児島ユナイテッドFCのひとつのビジュアルを力強く、いいものに仕上げられるように取り組んでいます。いろんなクリエーティブの力を持った人が集まって、KUFC design plus.というチームになっています。

頌峰
それぞれ個々にやっている方々が、1つのチームになっているんですね。

山口
そうですね、メンバーの所属はバラバラですね。



― 頌峰さんの普段の活動として、どういうことされているのかも教えていただけますか?


頌峰
鹿児島市の川上町にアトリエがあるんですけど、そこで創って販売もしつつ、今目標にしているのは、やっぱり海外の展覧会に出品することです。

昨年もパリの歴史ある展覧会が、コロナで警戒強化ゾーンになりまして、急に5日前に中止。そのため、ある日本人の作家だけが別ギャラリーで開催に切り替えた時、パリ地区がさらに警戒最大化ゾーンに指定され、客足の少ない中、なんとか開催されました。しかし大きな展覧会が中止になったので、今年も頑張って出そうと思っています。

海外の展覧会に出しつつ、鹿児島の切子を、日本と世界の方たちに少しでも知っていただきたいと思っています。「日本にはこういうものがあるんだ」と、世界の方々の意識に、頭に、植え付けられて、それがずっと伝わっていくような活動をやっています。



― 我々大人だけではなく、子どもからも「触ってみたい」とか「気になる」というお話もあるのでは?


頌峰
そうですね。たとえば「伝統工芸」というテーマが夏休みの宿題として小学校で出されて、子どもが伝統工芸というものを調べて、「薩摩切子」や「薩摩焼」といった名前をご存じになることがあるんですよね。
そういった流れで子どもたちから電話が来てたまに答えたり、仕事中に突然子どもたちが尋ねに来て「特別ね」と言いながら体験をさせたりとか。ただ、子どもたちがきたら、親御さんが「触らないで」っ言うんですね。当然割ったりしたら困りますから。

でも、いろいろな事をとっぱらって、何も考えなかった場合、僕は逆に、本来ならば、子どもの頃に触って学ばせた方が良いと思っているんです。小さい時に経験しないと。

田上
ちなみにうちの娘も小学4年生で、娘が自分自身で、頌峰さんが作った作品とかをグループで調べて、学校の授業で発表をさせてもらって、提出をさせていただいたんですね。
ただ僕は、もし一緒に薩摩切子を見に行ったら「触るな」って言うような親なので…「落としたら払うのこっちだぞ!」って。やめますね、それ。

頌峰
そうですね(笑)

田上
でもやっぱり、サッカーやスポーツと一緒で、幼い頃にどれだけボールに触るか、楽しいって思いを植え付けられるかみたいなことだと感じました。芸術もそうなんですね。

頌峰
私はそう思います。その時の「感度」というか。
子どものアンテナをもっと伸ばすために、小さい頃に触れるっていうのはすごい大事かなと思います。それはなんでかというと、最終的には自分の精神の世界につながると思うんですよ。いろんな音楽を聞いたり、癒されたりっていうのは、結局魂や意識のところに最終的にはつながる。「言葉で必要ない、でもなんかいい」っていう。
そこのところにスポーツも音楽もつながると私は思うんです。結局生きる喜びとかになっていくんじゃないかなと。



― まさに「KIRIKO DIAMOND」のユニフォームも薩摩切子ということで、お子さんや若い方もたくさん着ていらっしゃっています。身近に薩摩切子という存在を知って、すごいコラボレーションだなと思ったのですが、実際にユニフォームを作るにあたってどのような想いで作って、今のスタジアムを見てどう感じていらっしゃるかをうかがってもよいですか?


白瀬
今回初めて「サプライヤーなしでユニフォームをデザインする」という機会で、大変光栄でありながら、すごいプレッシャーもありました。
でも、やっぱりさっき言ったように、「生活シーンの中にどうやって鹿児島ユナイテッドFCを落とし込むか?」というところで、やっぱりこの鹿児島の土壌から生まれた物をしっかり拾い上げて、デザインに落とし込んでいきたいと。みんなでいろんな伝統工芸品などの案を出した中で、最終的に薩摩切子の柄になりました。薩摩切子の、光加減で色が変わったり、見え方が変わったり、表情を変えたりするところをデザインで表現するというのは、めちゃくちゃ難しいのですが。

頌峰
僕もものすごく難しいと思います。

田上
実際にユニフォームを見られた時に、ガラス作家である頌峰さんの評価としてはどうだったんですか?

頌峰
本当にこのデザインの中で、薩摩切子のことをしっかりと考えられて、作っていると思います。ひとつひとつパーツがありながら、ひとつひとつ中にぼかしがあって、全体をぼかす。あと、人間の目の錯覚というものがあるんですが、錯覚をうまく使っている。私の切子の中にも錯覚があって、錯覚が良い方に出るか悪い方に出るかなんですが、このユニフォームは良い方に出ている。難しいところまで考えていらっしゃると、僕は思いましたね。

山口
こんなお言葉を頂けるなんて光栄です。薩摩切子って、いろんな文様があるんですよね。このユニフォームは、その中の魚子紋(ななこもん)。これが一番シンボリックで力強いシャツになるかなと思いました。

田上
選手目線でお話をさせていただくと、選手にとってのシーズンのスタートは、仙厳園での写真撮影や顔合わせなんです。
その時に、一発目に見えるのがユニフォーム。自分が座る席に置いてあるんですね。そこで初めて、「今シーズン着るのがこれか!」っていう。シーズンのスタートのスイッチを入れてくれるのが、このユニフォームなんです。
選手にとって、このユニフォームというのは、本当にシーズン通して戦う上でのモチベーションになります。
試合の時はサポーターの席を見て、この鮮やかなユニフォームが目に入るわけですよ、選手は。例えば、晴れたカンカン照りの日であれば鮮やかな青で、すごく明るく見えて。今日みたいな曇りの日は、ちょっとシックな渋い感じで。相手にとったら、威圧感のあるような会場の雰囲気が出ていると思うんです。
だから僕は、明るさによって変わるまさに薩摩切子のようなこのユニフォームっていうのは、選手たちの背中を間違いなく後押ししてくれるデザインになっていると思っています。

白瀬
スタジアムに向かう途中でも、このユニフォームを着ていらっしゃる方がたくさんいました。バスで来られる方もいれば、車で来られる方、また市電で来られる方もいて、そういった意味では生活シーンの中に落とし込めているのかなという風には感じました。

山口
選手の方たちが着てくれていることもすごく嬉しかったですし、やっぱりファン・サポーターの方たちが着てくれて、スタジアムに足を運んでくれているということが、単純にすごく嬉しい気持ちでした。

田上
今回ユニフォームの売れ行きがすごいということで、もう数字にも出ていますよね。でも僕の中では、たとえばお財布事情とかで、去年のユニフォームのままでいいかなって方もまだまだいらっしゃると思うんですけど、ぜひ皆さんに着ていただいて、手に取って感じてほしいなと。それが選手の力にもなりますからね、間違いなく。本当にいろんな人の想いがつながってできたユニフォームですから、その想いも乗せて、応援してもらってほしいですね。着心地もいいですし。現役の時に着たかったと本当に思います。薄いのに透けないし、軽いし、吸水性もバツグン。これを着てたまに走るんですけど、吸水性が良いので、べたつく感じがなくて。選手としては着やすいでしょうね。濡れても重くないので。最高です。



― 最後に白瀬さん、山口さん、頌峰さんからメッセージをいただいてもよろしいでしょうか?


白瀬
今回、このような形で新しいチャレンジをさせていただきましたが、この機会が、鹿児島ユナイテッドFCのファン・サポーターの皆さんにとっても良い機会になればいいなと思います。

山口
サッカー、そして、鹿児島ユナイテッドFCは、人に元気とかパワーを与えられるものだと思うんですけど、僕らもデザインを通して人にパワーを与えられるように。そんな仕事をこれからもできたら嬉しいなと思います。
ファン・サポーターの皆さんも、ぜひユニフォームを着てください。

頌峰
こうやって、鹿児島ユナイテッドFCさんのユニフォームで薩摩切子を表現していただくという機会を頂いて、また、田上さん、白瀬さん、山口さん、新坂さんとお会いできて本当に感謝しています。これこそ一期一会だと思っております。

この切子の元々の特徴の1つに、「ぼかしがあってきれいだ」という話があります。人間はぼかしをきれいだと思う。なぜかというと、人間がもともと持つ意識の中に、小さい頃から「夕日がきれいだね」ということがどこか関わっていると思うんです。あの夕日のぼかしが、この切子に入っている。きれいだなっていう思いは自然の中にある。

今回私自身、鹿児島ユナイテッドFCさんに力をもらったんですけど、私も将来的には、「ただ切子がきれいだ」とかそういう世界ではなく、「切子を持ったらなんか癒された」とか、あるいは「自分の意識が向上した」とか、そういう風な切子をガラスの世界を作っていきたいと思います。賞を取ったとか展覧会をしたとかではなく、手に取っただけで、見ただけで、癒されるっていう世界を作っていきたいという想いで、これからも頑張っていきたいと思います。


― ありがとうございました



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