【アカデミー】「アカデミーの地域活動について」
みなさん、こんにちは。
鹿児島ユナイテッドFC U-15コーチの津守、U-12コーチの宮崎です。
今回はアカデミー教育プログラムの一環で行われた、U-15大丸海岸清掃・U-11/10水族館見学について紹介します。
U-15は練習場ユニータに隣接する大丸海岸の清掃を行いました。
目的としては、日々トレーニングで使用させて頂いている喜入町へ感謝の気持ちを伝えること。
また大丸海岸はアカウミガメの産卵地でもあるため清掃を行うことで一匹でも多くのウミガメが海に旅立つための環境を整えてあげることの2つがあります。
選手たちは、活動前にアカウミガメの説明を受けて清掃を行いましたが、
説明を受けると選手たちのやる気が変わり「一匹でも多くのアカウミガメを助けたい」という気持ちになり熱心に清掃を行う姿勢が見受けられました。
また清掃を行う中で普段の生活では出会うことのない生物を見つけて観察するなどたくさんの刺激をもらえる活動になりました。
この活動を通して、選手たちには日々トレーニングで使用させて頂いている環境は当たり前ではなく、
地域の方含めてたくさんの方の協力があって使用できていることを改めて実感する機会になりました。
また、サッカー以外の活動を行うことで豊かな人間性を育むいい機会にもなり今後の活動に活かしていきたいと思います。
先日U-11/10は『選手教育プログラム』の一貫として鹿児島水族館で研修を受けてきました。
「海の豊かさを守ろう」と題した今研修は、若きユナイテッドの選手たちに研修を通じて、
鹿児島の海の豊かさと、それを守ることについて考えを深めることを目的に行いました。
今回の題材は(ウミガメ)です。
鹿児島ユナイテッドFCのアカデミーは喜入にある練習場で日々練習しています。
皆様はグラウンドのすぐそばの喜入の海岸にウミガメが産卵に来ることはご存知でしょうか?
鹿児島ユナイテッドFCは鹿児島水族館と連携して、ウミガメが産卵しやすいように海岸を清掃したり、
産卵した卵がしっかりと孵化できるまでサポートしたり、ウミガメの保全活動を行っております。
今回の研修はそのウミガメがどのような生態なのか、またウミガメの為にできる事を紙芝居風にして講義して頂きました。
日本で観られるウミガメは3種類おり、鹿児島県周辺地域で観られるウミガメはアカウミガメという種類です。
鹿児島県で孵化したウミガメは遠いアメリカの西岸部までを往復し大人になってまた日本で産卵をする事がわかっています。
選手達はウミガメが厳しい生存競争を生き抜く事の大変さに驚いたり、呼吸が必要な為に息継ぎに海面に浮上するなど今まで知らなかったウミガメの生態に興味津々の様子。
研修後のアンケートにもこの研修を通してウミガメや鹿児島の海の保全に関心を持ってくれた選手が多くいた事に感動しました。
研修後は水族館見学やイルカショーを鑑賞し、錦江湾の海洋生物を見学し終了しました。
今回の研修を通してウミガメの生態を知り、保全活動から鹿児島の豊かな海を次世代に紡いでいって欲しいと感じました。
鹿児島のこれからを担っていく若き選手達の成長にご期待ください。
鹿児島ユナイテッドFC
アカデミー 宮崎貴史 津守泰地